第1次東チモール派遣施設群

  平成4年、国際平和協力法案及び国際緊急援助隊法改正案成立。これを受け同年9月約600名のカンボディアPKO部隊が派遣されたから10年目の平成14年、北部方面隊は、インドネシアからの独立を目指す東チモールでの国際平和維持活動に過去最大規模の680名を派遣した。
  北部方面隊は、国際貢献活動に過去6回派遣している。今回の派遣は、武器使用基準緩和の自衛隊法改正後初の参加、過去最大規模の軍事編成4カ所に分散しての活動、初の女性自衛官の派遣等多くの特色があった。また、派遣期間中の5月20日には、東チモール民主共和国として21世紀初の独立国が誕生した。
  独立までのUNTEAT(国連東チモール暫定行政機構)、独立後のUNMISET(国連東チモール支援団)に派遣された第1次東チモール派遣施設群は、道路・橋梁の維持・補修等の後方支援分野で貢献活動を行った。
 2月24日、東千歳駐屯地で待機を授与されてから9月28日に隊旗を返還するまでの約7ヶ月間(任務実施期間は約6ヶ月)全員無事任務を完遂した。
中谷防衛庁長官から隊旗授与 派遣施設群警衛所で警備につく隊員(ディリ)
鉄条網設置 (ディリ)
道路補修を行う隊員(スアイ) 崩壊した橋の復旧(エルメラ)
孤児院慰問 (ディリ)
カメラをのぞき込む子供たち
音楽演奏(スアイ〜マリアナ〜ディリ)
全ての任務を終え子供たちと笑顔の再会 「おとうさんおかえりなさい。」