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 帯広駐屯地の歩み

 帯広駐屯地は、敷地内に十勝飛行場を有し、総面積260万平方メートルを有する道内で2番目、陸上自衛隊全体でも5番目に広い駐屯地です。
 駐屯地の歴史は、昭和15年に民間飛行場であった現在地に陸軍飛行隊が創隊され、陸軍おびひろ第1飛行場が創立されたことに始まります。その後、太平洋戦争の戦局が悪化する昭和19年、本土決戦準備の為に陸軍飛行第1師団が浜松から移駐し、陸上兵力においても道東地区防衛のため、第7師団が旭川から司令部を帯広に移駐しました。
 太平洋戦争終戦により、昭和20年10月には、帯広市にも米軍が進駐、飛行場を使用不可能にする為、滑走路は破壊されました。
 警察予備隊発足の翌年昭和26年2月には、真駒内より帯広に部隊が移駐し、帯広部隊が開設、5月には、第2管区隊が編成完結され、帯広には、普通科第4連隊、特科第62連隊第1大隊等が配置されました。
 昭和29年8月、第5管区総監部が札幌で編成完結後、帯広に移駐し、9月10日には、第5管区総監部が開庁、帯広・釧路・美幌・遠軽の各駐屯地の所管が第2管区総監から移管されて以来、北方領土を接する道東防衛の中枢としての歴史を刻み、昭和37年1月には、陸上自衛隊の部隊改編により第5管区隊から第5師団となりました。
 また、十勝飛行場は、昭和39年12月から昭和56年2月までの間、帯広空港の名称で、道東と札幌圏を結ぶ空の交通手段として、地域の経済活動等に貢献しました。昭和61年には、陸上自衛隊で初となる第1対戦車ヘリコプター隊が設置され、平成16年3月には、第5師団から第5旅団に改編されました。
 平成23年3月には、それまで即応予備自衛官を主体で構成されていた部隊が常備自衛官の部隊となる一方、普通科連隊が4個中隊編成から3個中隊編成となるとともに第5対舟艇対戦車中隊が廃止されました。
 令和5年3月、第5旅団の部隊改編が実施され、監視・偵察等を任務とする第5情報隊が新編、第5高射特科隊、第5施設隊がそれぞれ改編となりました。
 現在、帯広駐屯地には、第5旅団司令部、第4普通科連隊をはじめとする旅団隷下部隊の他、第1対戦車ヘリコプター隊等の方面直轄部隊等約2000名の隊員が道東地区防衛の任に日々勤めています。

昭和25年 警察予備隊帯広部隊発足

昭和37年 第5管区隊から第5師団へ改編

平成16年 第5師団から第5旅団へ改編

令和5年 第5旅団が部隊改編

現在の帯広駐屯地正門

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