活動報告 - 第３即応機動連隊

活　動activity

令和４年度新隊員後期教育３５ｋｍ徒歩行進訓練

同期の絆と地域の期待を実感　全隊員が３５ｋｍを完歩

　第３即応機動連隊（連隊長：山﨑潤１等陸佐）新隊員教育隊（教育隊長：峯岸光３等陸佐）は、令和４年８月２９日（月）、名寄駐屯地及び同周辺地域において、普通科隊員に必要な徒歩行進能力の向上を目的として「令和４年度新隊員後期教育３５ｋｍ徒歩行進訓練」を実施した。
　新隊員は、今春入隊以来初めての３５ｋｍ徒歩行進の直前、全隊員で「誰一人欠けることなく全員で完歩しよう」との掛け声で気合を入れ、区隊の象徴である区隊旗を先頭に意気揚々と駐屯地を出発した。出発直後から、足の裏にマメができ、足を引きずる隊員がいたが、痛みに耐えながらも黙々と行進を継続した。
　徒歩行進の中休止では、日頃から駐屯地と深い繋がりのある協力諸団体の方々が新隊員を激励するため駆け付け、新隊員一人ひとりに心の籠った冷たい飲み物や軽食を手渡して頂いた。その後、束の間であったが協力諸団体の方々と懇談し、新隊員達は、名寄駐屯地が地域の方々に支えられていることを実感した。
　行進終盤は、アップダウンの激しい険しい山道であったが、これまでの教育で培った体力・気力そして同期と励まし合うことで誰一人欠けることなく全隊員が完歩した。
　行進を終えた新隊員は、厳しい訓練をやり遂げた充実感と同期の絆の大切さ、そして地域の方々の期待を胸に、第３即応機動連隊の新隊員第一期生として各中隊に配置され、道北の護りに任ずるため今後も訓練に励んでいく。