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令和4年度 連隊炊事競技会

美味しさにこだわった野外給食で炊事能力を向上
 第3即応機動連隊(連隊長:山ア潤1等陸佐)は、令和4年7月27日(水)、名寄駐屯地において炊事能力の向上及び炊事要員の拡充を図ることを目的として「令和4年度連隊炊事競技会」を実施した。
 競技会参加部隊は、第3即応機動連隊の各中隊のほか、オープン参加で同駐屯地に所在する第2特科連隊第2大隊及び第2後方支援連隊第2整備大隊即応機動直接支援中隊が参加し、炊事班長以下7名で編成された計9個部隊が参加した。
 開会式では、火力支援中隊の藤井勇輝陸士長が選手宣誓を実施し、心身ともに温まる美味しい食事を提供することを誓った後、統裁官(連隊長)が「美味しさにこだわれ」、「衛生管理・安全管理を徹底せよ」の2点を要望し、各部隊は、優勝をかけて競い合った。
 炊事要員達は、7月下旬の北海道とは思えないような蒸し暑さの中、武器装具等を身にまとい、額に汗を流しながら野外炊具(野外における調理器具)を器用に操りつつ、必要な材料を手際よく準備して「隊員の士気の源である美味しい食事を全力で提供する」という意識で調理に臨んだ。
 本競技会では「煮る・炊く・揚げる」といった様々な調理法が必要であり、隊員から好評であるカツカレー及びミネストローネをメニューとして選定し、調理が実施された。各部隊は、同じ食材を使用する中、具材の大きさや味付けに工夫を凝らし、見た目も味もそれぞれ異なる食事を限られた時間の中で提供した。
 試食審査は、炊事要員によるプレゼンの後、各部隊長等により行われ「食感や味付けなどのバランスが絶妙で審査に悩んだが、各部隊の料理には、個性があり大変美味しく満足できた。」と審査員は、喫食後の感想を笑顔で語った。
 厳正な審査の結果、第3即応機動連隊第1普通科中隊が調理した食事が多くの審査員の舌を唸らせ、高得点を獲得し、見事優勝を勝ち取った。
 参加した各部隊は、本競技会で得た成果及び教訓をじ後の訓練に活かし、隊員の士気の源となる美味しい食事の提供に必要な炊事能力の維持・向上に努めていく。


▲開会式(統裁官訓示)
 
▲選手宣誓(火力支援中隊 藤井士長)

▲炊事班長による命令下達

▲炊事車用屋根型覆い幕の展張
 
▲じゃが芋と人参の皮むき
 
▲人参の切菜
 
▲中隊の隊員による応援
 
▲カレーの作成
 
▲とんかつの衣付け
 
▲黄金色に焼き上がったとんかつ
 
▲お米の計量
 
▲匂いによる炊飯具合の確認
 
▲炊き上げたお米の配分
 
▲炊事要員による味見
 
▲炊事要員によるプレゼンテーション
 
▲試食審査を受けた各部隊の料理
 
▲各部隊長等による試食審査
 
▲優勝した第1普通科中隊

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