JGSDF NAYORO

活 動activity

令和4年度 春季演習場定期整備

感謝の念と情熱をもって整備任務にあたる
 第3即応機動連隊(連隊長:山ア1佐)は、令和4年5月9日(月)から5月18日(水)までの間、日本最北端に位置する鬼志別演習場において「令和4年度春季演習場定期整備」を実施し、小銃戦闘射場や道路等の機能維持整備を実施し、演習場道場化の推進に寄与するとともに部隊の作戦遂行能力を向上させた。
 各中隊は、連隊長要望事項である「道場化オペレーションを完遂せよ。」及び「各種管理を徹底せよ。」に基づき、指揮の要訣に基づく実員指揮、基本基礎の徹底、状況の変化に応じた整備及び安全管理を万全にし、訓練基盤の充実を図った。
 連隊は、演習場整備開始に先立ち、第2施設大隊の隊員による器材の取扱い、土のう及び柵の作成要領等の教育を受け、整備能力を向上させ、師団各部隊と協同して整備を開始した。
 各隊員は、強風により初冬のような寒さの中、泥にまみれつつ「自らの道場は、自らの手で良くする。」という気概を持って、全力で整備任務にあたった。また、システムを利用した進捗管理に基づく部隊運用及び伐採後の木材を活用するためウッドチップを作成して道路に敷設する新たな試みを実施した。更に、整備終了後の時間を活用し、96式装輪装甲車の操縦訓練及び戦闘訓練を実施して練度の向上に努めた。
 整備は、予定よりも早く進捗し、連隊は、細部まで補備修正を実施して副担任官(副師団長:宮ア陸将補)による点検を受け、一件の事故なく全ての演習場道場化任務を完遂することができた。
 演習場整備終了後、連隊のほか、第2偵察隊、第2施設大隊及び第2後方支援連隊の隊員計10名が優秀隊員として副担任官から表彰され、記念品が贈られた。
 
最後に連隊は、17日に整備が完了したばかりの射撃訓練場において「連隊射撃訓練」として96式装輪装甲車の76mm発煙弾発射機による発煙弾射撃及び手りゅう弾投てき訓練を実施して射撃能力の向上を図った。
 
第3即応機動連隊は、引き続き、訓練基盤の充実を図るとともに、国防任務完遂のため更に邁進していく。

 
▲連隊長訓示
 
▲第2施設大隊の隊員による施設技術教育

▲草刈り機による道路際の除草

▲刈り終えた笹を掻き集める隊員
 
▲土のうを用いた側溝の補修
 
▲チェーンソーによる伐採
 
▲排水ポンプによる溜桝内の雨水除去
 
▲グラップル及び演習場整備器材X型(ウッドチッパー)によるウッドチップ作成
 
▲73式大型トラックへのウッドチップ積載
 
▲ウッドチップの敷設
 
▲砂防ダムの漂流堆積物除去
 
▲第2施設大隊のグレーダーによる道路整備
 
▲即応機動直接支援中隊の隊員による車両整備
 
▲第2後方支援連隊の隊員による野外入浴所の開設
 
▲道路整備を行う第2偵察隊
 
▲炊き上げたお米を配分する連隊炊事班
 
▲国旗掲揚及び降下時のらっぱ吹奏
 
▲副担任官(副師団長)による現地指導
 
▲整備終了後の時間を活用し訓練を行う隊員達
 
▲副担任官から表彰される隊員達
 
▲76mm発煙弾発射機による射撃訓練
 
▲手りゅう弾投てき訓練

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