活動報告 - 第３即応機動連隊

活　動activity

令和４年度第１次連隊野営

第３即応機動連隊として初の野営訓練を開始し早期戦力化を図る

　第３即応機動連隊（連隊長：山﨑１佐）は、令和４年４月４日（月）から４月１５日（金）までの間、雪解けが進み、春を感じる季節を迎えた上富良野演習場及び然別演習場において「令和４年度第１次連隊野営」を実施し、各種射撃訓練により射撃能力の向上を図るとともに、バトラ訓練及びＡＲＭ’Ｓ集合訓練を行い、昼夜間における近接戦闘能力を向上させた。
　本野営訓練には、約５００名の隊員が参加し、今年３月１７日に新編された機動戦闘車中隊は、１６式機動戦闘車の単車訓練及び連装銃による射撃訓練を、火力支援中隊は、１２０ｍｍ迫撃砲の操砲及び縮射弾射撃を行い、早期戦力化に向けた訓練を実施した。
　普通科中隊及び本部管理中隊は、９ｍｍ拳銃、対人狙撃銃及び１１０ｍｍ個人携帯対戦車弾による射撃のほか、８１ｍｍ迫撃砲、軽装甲機動車に設置した５．５６ｍｍ機関銃及び改編により各普通科中隊に装備された９６式装輪装甲車の９６式４０ｍｍ自動てき弾銃による射撃を実施した。また、指向性散弾や９６式装輪装甲車上からの７０式地雷原爆破装置等の爆破訓練を実施し、連隊のあらゆる火器・装備品等を使用して各種射撃練度及び爆破練度の向上を図った。
　更に各種射撃訓練と並行し、バトラ（交戦用訓練装置）を使用した前衛小隊の行動及び戦闘訓練を実施してより敵を意識した訓練により近接戦闘能力の向上を図った。
　上富良野演習場から然別演習場へ移動後は、小銃の銃口に取り付けて射撃する０６式小銃てき弾や８４ｍｍ無反動砲による各弾種を使用した射撃訓練のほか、昨年度より取り組んでいるＡＲＭ’Ｓ集合訓練（小銃による射撃訓練）を昼夜に亘り実施し、連隊の全隊員が小銃手（＝オールライフルマン）であるという意識の高揚を図るとともに夜間戦闘能力の向上を図った。
　第３即応機動連隊は、あらゆる任務を達成するため、引き続き各種訓練を継続し、即応機動連隊として更なる戦力化を図るとともに部隊の精強化に努めていく。