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   第2師団オピニオンリーダー    

 
 台風が11年ぶりに関東地方を直撃し、大きな被害を与えたが、北海道にも初めて、立て続けに3つの台風が上陸した。
 直接上陸したのは23年ぶりとの事で、大規模な洪水に見舞われ、道内至る所で河川の氾濫、堤防の決壊、橋梁の破壊が相次ぎ、田畑の浸水や流失で、農作物への被害はかなりの様である。
 災害派遣も任務とする第2師団においては、かなりのご苦労があったのではと推察する次第で、いつもながら感謝に堪えません。
 さて、私、平成24年からオピニオンリーダーの任について、早くも4年が経過いたしました。この間、色々な行事に参加させて頂き、また、旭川市の体育協会・会長として、ハーフマラソンや冬まつり、そして、バーサーロペット・ジャパン旭川大会等の開催などで、師団長はじめ首脳部の方々とお会いする機会が多く、日本にとって、いかに自衛隊の存在が大きいかを痛感している次第です。
 昨今、北朝鮮による原爆開発問題、それに関連するミサイル発射実験等、そして中国の経済崩壊・国家分裂予想等、東アジア情勢が不安定な状態で、防衛警備も、より重要な任務となっております。そして、民生協力及び国際貢献活動も、何の不平を言わず黙々とこなしており、常に頭が下がる思いでおります。
 また、富士総合火力演習に4年連続参加しており、天候の関係で、全てを観戦できない年もありましたが、非常に厳しい予算の中で、何時如何なる任務が与えられようとも、事態に即応して任務を完遂し得る「強靭な陸上自衛隊の創造」を目標にした、厳しい訓練の成果を拝見し、感銘を受けた次第です。
 平和安全法制を戦争法案などと言い換える勢力が存在しておりますが、全く残念なことで、6年半に及ぶ占領政策を起源とし、間違ったサブリミナル効果、確信的なプロパガンダによる報道姿勢が誤解を生じさせたに違いありません。我々は、このような事を是正すべく努力していかなければならないと思っております。自衛隊・隊員の皆様方には、今しばらく我慢をお願いし、頑張って頂きたいと存じます。