第3普通科連隊が担任していた師団集合教育8「レンジャー」の帰還式が、7月24日(火)名寄駐屯地で行われ、学生27人は3ヵ月におよぶ厳しい訓練を修了した。
 全想定を終えた隊員が「レンジャー」と声を上げながら名寄駐屯地に帰還すると、家族や仲間の隊員らが盛大に出迎えた。帰還式では、隊員一人ひとりレンジャーき章を受け取り、この日を待ちわびた家族や仲間の隊員からは花束が贈られた。

▼ 訓練の様子

▲ 仲間と助け合い過酷な任務に挑む
▲ 重い荷物を背負いながら、長距離を移動する
 
▲ いかなる困難な状況も克服し、与えられた任務を必ず達成する

▼ 帰還式

 ▲ 名寄駐屯地では、家族や隊員がたくさん並び隊員達を出迎えた。
▲ 森脇良尚 副師団長は「無事の帰還おめでとう。諸官らは真のレンジャー隊員となった。レンジャーバッチに恥じないよう、さらに精進してほしい」と式辞した。
 ▲ 角谷亮輔 学生長は「原隊、家族の下に帰り、恩返ししたい。自分達が訓練しやすいよう、多大なご支援をいただきありがとうございます。」と感謝の気持ちを述べた。
▲ 教育担任官の武本康博 連隊長が一人ひとりにレンジャーき章を授与した。 
▲ 久しぶりの家族との対面に、笑顔と涙が見られた。
▲ 3ヵ月の過酷な訓練を支えてくれた教官・助教に感謝を伝える隊員達。

▼ インタビュー


左から、妹さん、本人、お母様
レンジャー関(第25普通科連隊 関士長)
Q 久しぶりに会ってどうでしたか?
お母様:とても立派に感じました。
妹さん:初めてかっこいいと思いました。

Q 教育を受けるにあたり心配だったことはありますか?
体力面で不安があり、卒業できるか心配でした。

レンジャー佐藤(第2戦車連隊 佐藤3曹)
Q 教育間心配たっだことはありますか?
普段は体調を崩すことが無いのに、教育中に発熱したときは、とても心配になりました。

Q 今、かけてあげたい言葉はありますか?
お疲れ様でした!

左から、奥様、お子さん、本人


左から、お母様、お父様、本人
レンジャー鬼塚(第3普通科連隊 鬼塚3曹)
Q 久しぶりに会ってどうでしたか?
とても凛々しく勇敢に見えました。誇らしいです!

Q かけてあげたい言葉はありますか?
真の己に出会うまで鍛錬し続けなさい。己と戦い続けなさい!ここからがスタート!!

レンジャー松島(第3普通科連隊 松島士長)
Q レンジャー教育のイメージを教えて下さい。
とても過酷なイメージです。教育を乗り越えれば良いことがあると思う。

Q 心配や不安に感じることはありましたか?
教育中はずっと心配でした。でも、弟ならやれるだろうと信じていました!!

左から、本人、お姉様


左から、本人、お子さん、奥様
レンジャー富澤(第2偵察隊 富澤3曹)
Q 教育中、心配だったことはありますか?
倒れたり、腕が上がらなくなったという話を聞いて心配でした。でも、彼を信じるしかなかったし、大丈夫だと信じて待っていました。

Q かけてあげたい言葉はありますか?
3ヵ月間お疲れ様でした。これからは、自分に自信を持って頑張って下さい!

 主任教官からレンジャー隊員へ  
(主任教官 森田2尉
隊員の飲み込みが早く、レンジャーとしての知識や技術を日々身に付けてきました。体力・根性もあり、非常に精強な隊員ばかりだった。これからは、レンジャー隊員として一緒に戦っていこう!