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第2師団の隊員諸官、ご家族の皆様、そして常日頃からご支援・ご協力を頂いております地域の皆様、新年明けましておめでとうございます。輝かしい新年の開始に当たり一言ご挨拶申し上げます。 昨年は、千年に一度という未曽有の東日本大震災に遭遇し、数多くの尊い人命と莫大なかけがえのない貴重な財産を失いました。第2師団は、発災後直ちに、3500名以上の隊員を岩手県及び宮城県に派遣し、多くの制約事項を克服し、約3ヶ月に及ぶ災害派遣任務を完遂致しました。師団長として、現地への派遣隊員のみならず、留守を預かり後方から派遣部隊を支えた全隊員のご苦労に敬意と感謝を表します。本災害派遣は、日頃の弛まぬ教育訓練が如何に重要であるかを再認識させてくれました。今後も、我々は慢心することなく、本災害派遣における教訓を糧として、与えられた如何なる任務をも「即動」して「必遂」できる第2師団の錬成に意を尽くさなければと気持ちを新たにしたところであります。災害派遣終了後は、矢臼別演習場での師団演習、方面総合戦闘力演習(兵站)、5回に及ぶ師団指揮所演習(CPX・ICE)、演習場整備の場を活用した師団演習及び部隊実験と災害派遣によりやり残した教育訓練を休むことなく遂行し多くの成果を蓄積することができました。重ねて隊員諸官の頑張りに敬意を表する次第であります。 本年は、昨年3月に新編・改編された部隊並びに導入後間もない装備品及び新たに導入される装備品等の更なる戦力化が1つの課題です。また、第2次部隊実験も最終年を迎えることから、その成果を確固たるものにする必要があります。さらには、国際貢献活動として、ハイチへの第6次隊の派遣、ゴラン高原への第33・第34次隊の派遣が間近です。そして、本年前半には、師団司令部新庁舎への移転が完了しますが、新たな気持ちで、第2師団を錬成する良い機会と考えています。 先の大戦が終了して66年余り、平和が続いているようですが、日本を取り巻く安全保障環境は油断ができません。何時、何処で、何が起こっても不思議でない時代ゆえに、今日に即動し明日に備える努力を怠ってはなりません。私は、今年も諸官達とともに英知を結集し、汗を流し、「即動必遂・北鎮総合近代化師団の錬成」に邁進する覚悟です。隊員諸官も、それぞれの立場において具体的な目標を確立し、その達成に邁進して貰いたいと思います。 今年の干支は、「辰年」(壬辰・みずのえたつ・じんしん)です。始めは勢いが良いが、そのうち振わなくなる「竜頭蛇尾」に終わることがないように、そして、「竜の雲を得たる」がごとく勢いに乗っていきたいものです。また、「画竜点睛を欠く」ことのないように最後の仕上げに万全を期すことが大事です。しかしながら、技巧のみに走り、非常に巧みで高尚であるが、実際何の役にも立たないような「屠竜の技(とりょうのぎ)」であってはならないと思います。本年・辰年における隊員諸官の奮闘・健闘を期隊しています。 終わりに、第2師団の隊員並びにご家族の皆様、そして地域の皆様にとりまして、本年が幸多く、素晴らしい年になることをご祈念して、年頭の挨拶と致します。 |