隊の活動状況
令和4年度北部方面隊総合戦闘力演習
 第11特科隊(隊長柴田1佐)は、令和4年8月24日(水)から9月4日(日)までの間、北海道大演習場及び真駒内駐屯地において、令和4年度北部方面隊総合戦闘力演習に参加した。
 本演習は、旅団の対着上陸作戦における情報と障害と火力の連携要領について演練し、旅団及び各連隊FSCCにおける火力調整、指揮幕僚活動について練度向上を図る目的で行われた。
 防御準備では、計画に基づき各種掩体等を構築したほか、敵偵察衛星等による情報収集活動への対応、火力戦闘に向けたミッションリハーサル等を行い、強固な戦闘態勢を確立させた。また、上空からの脅威に備え、ドローンを活用して偽装効果・陣地内状況確認を実施し、陣地の補備強化・秘匿に努め、戦闘で生起する被害の局限を図った。
 火力戦闘では、火力調整所を中心として情報及び障害と密接に連携した迅速な火力の発揮を実施し、射撃部隊においてはSSC方式(射撃、移動及び掩護を組み合わせた戦い方)により健在性を保持するとともに、戦闘の終始を通じて、継続した射撃を行った。
 本演習は、雨天に加え、寒暖差の厳しい環境下での任務となったが、特科隊の士気は高く、隊員それぞれが使命感を持ち、一件の事故もなく任務を完遂し、実りのある演習にすることができた。
火力調整所の指揮を執る隊長

特科隊指揮所の指揮を執る副隊長

第2中隊の指揮を執る第2中隊長
旅団長による現地指導
   
副旅団長による現地指導
油圧ショベルによる築城
   
高射部隊と連携した対空戦闘(第1科)
情報処理(第2科)
   
作戦全般の状況を把握・整頓(第3科)
補給請求業務(第4科)
   
特殊武器防護をしつつ戦闘を継続
自衛警戒戦闘予行
   
対空戦闘予行
頻繁な小移動による継続的な火力戦闘