隊の活動状況
平成29年度第3中隊訓練検閲
 第11特科隊(隊長 西島1佐)は、平成30年2月22日から2月24日までの間、北海道大演習場(恵庭・千歳地区)において平成29年度第3中隊訓練検閲を行った。
 本検閲では、冬季の特性を踏まえた陣地占領及び陣地変換、特に積雪による各種制約を克服しつつ、現行の特科隊の部隊運用(頻繁な小移動)、ターゲティングの手順に基づく火力調整による情報と機動と火力の連携を主要検閲項目として行われた。
 検閲は、交戦訓練用装置(バトラー)を火砲及び隊員に装着して戦闘するという、極めて実戦的な状況下で行われるとともに、日中でも氷点下の厳しい気象条件で行われ、第3中隊は中隊長北條3佐を核心とし「生き残って戦闘を継続する」の要望事項を具現して、これまで訓練で積み上げた練度を遺憾なく発揮して多くの成果を得て訓練検閲を終了した。
 なお、27日に行われた訓練検閲総評において副中隊長岩崎1尉、自衛警戒陸曹上野2曹及び第2砲班長髙森2曹が優秀隊員として選ばれた。


明確な企図を明示する中隊長の命令下達
(右 北條3佐)

極寒の中で絶えず四周を警戒する隊員
(上野2曹)

コンパスを使用し陣地を選定する随行班
(石川3曹)
命令を受けFPに進入する第2砲
(第2砲班長 髙森2曹)
陣地進入後速やかに偽装網を展張する砲班
(左 藤野3曹 右 立崎士長)
敵を意識し迅速に偽装網を展張する第1砲班員
(吉川士長)
   
創意工夫資材(そり)を使用した器材運搬
(左 杉坂2曹 右 野田3曹)
氷点下のもと不断の有線構成をする通信陸曹
(野田3曹)
   
対空戦闘に備えるPSAM班
(左 福士2曹 右 山本3曹)
寒さに負けず絶えず監視を続ける隊員
(末永1士 山口県出身)
   
化学攻撃に備えつつ戦闘を継続するFDC
 降りしきる雪の中での陣地偵察
(長谷川3曹)
   
 機動力を発揮した迅速な陣地変換