隊の活動状況
平成29年度特科隊冬季山岳遭難救助(応用)訓練
  第11特科隊(隊長 西島1佐)は、平成30年1月17日から26日までの間、真駒内駐屯地、朝里岳及びキロロスキー場周辺で、平成29年度特科隊冬季山岳遭難救助(応用)訓練を行った。
 本訓練は、隊区内において冬季山岳遭難が発生した場合の救助を目的として特科隊冬季山岳遭難救助要員の練度向上と新たな基幹要員を養成するため、各中隊の精鋭11名が参加した。
 当初、真駒内駐屯地において、冬季一般、リスクマネージメント、読図、山岳救助に関する救急処置の学科、実習及び基礎訓練の反復演練を行い、生地訓練に備えて周到な準備を行った。
 生地訓練は、隊区である赤井川村のキロロスキー場周辺及び朝里岳においてスキー機動、遭難者の救出・救助及び搬送訓練を行った。
 初めて参加した隊員は「風速最大20m/sを越える風が吹き付け、体感気温が-30度以下での行動は貴重な体験でした。」と訓練の過酷さを語った。
 訓練参加者は本訓練を通して、知識、技能及び体力など個々の練度を向上させるとともに隊員間の信頼感や組織力を高め、無事に帰隊するとともに、隊長から「ブリザードレスキュー」の名誉称号を受けた。
冬季山岳遭難者救助に必要な知識を学ぶ
訓練参加者
スノーバーよるアンカー作成
アンカーの強度テスト
山岳機動訓練出発前の隊長指導
猛吹雪をものともせず山岳機動を開始
強風に耐え急峻な斜面をトラバースにより登坂
 隊員と共に山岳機動訓練を行う隊長(最後尾)
ホワイトアウト状態の朝里岳山頂付近
朝里岳山頂に到着
救助者の引き上げ訓練
応急処置後の引き上げ準備
特科隊員の出迎えを受け帰隊