隊の活動状況
  平成29年度陸幕課目指定演習
 第11特科隊(隊長 西島1佐)は、平成29年6月23日から27日の間、矢臼別演習場において平成29年度陸幕課目指定演習に参加した。
 本訓練は全火砲、全隊員に交戦訓練用装置(バトラ)を装着して戦闘するという、極めて実戦的な訓練であり、敵を倒して最後まで生き残り任務を完遂しようとする特科隊の士気は、天を衝く程に高まった。
 今回は、これまでに行ってきたイーグルアイズ(隊観測斥候の精鋭)が敵中に潜入し、発見した敵を先制火力により打撃する、情報と火力の連携による戦い方に加えて、各火砲が錯雑地や林内を活用して広域に分散し、射撃の都度、頻繁に小移動をして健在性を確保しつつ、陣地変換中においても、道路上で迅速な射撃を行う等、99式自走155ミリ榴弾砲の特性を最大限に発揮した強靭な部隊運用を訓練できた。
 さらに、敵から発見、攻撃されないよう、部隊行動及び陣地の秘匿、厳重な警戒等、敵を意識した行動についても練度が向上して、特科隊としては極めて実りの多い訓練となった。
訓練に先立ち訓示を述べる隊長 
闘志あふれる特科隊員
(本部管理中隊 石井1尉)
森と同化して戦いの時を待つ火砲
鋭い眼光で敵を捜索
(川上2曹)
陣地内の索敵行動
警急分隊を指揮する分隊長
(写真右 波形曹長)
対空機関銃発射準備完了
陣地上空敵機なし
(長谷川3曹)
対空戦闘開始
(大浦3曹)
車上の射撃指揮所
(写真左 小隊長 望月2尉)
機動力を発揮し敵の攻撃を回避
陣地変換中の迅速な火力発揮