隊の活動状況
 第11特科隊 訓練検閲受閲(平成28年度旅団防御演習)
  第11特科隊(隊長 西島1佐)は、平成28年9月25日から10月5日の11日間、北海道大演習場島松地区で実施された平成28年度旅団防御演習において、特科隊訓練検閲を受閲した。
 本検閲では、隊長要望事項に「全力を尽くせ」を掲げ、これまで積み上げてきた基本基礎訓練、連携訓練及び指揮機関訓練で培った能力を遺憾なく発揮した。
 隊は、隊容検査の後、態勢を整え約40Kmの徒歩行進を行い、隊員それぞれが「全力を尽くせ」を胸に執念を見せ、一人も脱落することなく見事全員が完歩し、作戦開始に向け一層士気を高めた。その後、防御準備及び防御戦闘では、与えられた地域を最大限に活用し日頃より訓練を重ねてきた、「火砲の広域分散」、「頻繁な小移動」、「堅固な築城」のハイブリッドによる最強の陣地を整え、配属部隊(第104特科大隊)と協同して侵攻する敵を撃破し、任務を完遂した。
 また本検閲間、方面総監の視察、第2・第7師団長、学校長、特科部長等の研修及び旅団友の会の激励を受けた。特に方面総監からは火砲掩体の出来ばえについて、構築した隊員にお褒めの言葉を頂いた。
 隊は、旅団の総合戦闘力発揮に資する情報と火力の連携及び最後まで生き残って戦う強靭な部隊運用について自信を深めるとともに、改善すべき事項について指導を受け、多大な成果を収めることができた。
互いに確認、異状なし!(隊容検査)
強い意志を持って臨んだ徒歩行進
火砲掩体構築中!
掩蓋掩体(地下指揮所)における作戦会議
旅団の情報と連携を行う火力調整所
堅固な露天掩体における射撃
 頻繁な小移動における射撃
 第104特科大隊の「頻繁な小移動」を研修
総監からお褒めの言葉を頂いた第1中隊の隊員
 旅団友の会から隊長への激励