隊の活動状況
 第11特科隊訓練検閲受閲に向けた練成訓練
 第11特科隊(隊長 西島1佐)は、8月下旬から9月上旬にかけ旅団防御演習内で行われる特科隊訓練検閲に向け各種練成訓練を実施した。
 これは、訓練課目及び訓練要領に工夫を凝らし、零細時間を活用して訓練の時間、場所の制約を克服し、検閲準備の万全を目的としたものである。
 隊は、駐屯地において旅団と連携した指揮所演習、観測機関と隊本部による情報処理訓練、隊本部と中隊による運用検討会及び指揮機関訓練、観測機関と射撃指揮及び戦砲隊の連携訓練(射撃予習)を行った。
 中隊は近傍演習場で徒歩行進、有線構成及び築城の訓練を行った他、駐屯地で特殊武器防護、被拘束者の取扱い、至近距離射撃、保有する装備品の操作要領等、一連の訓練を行った。
 これらの中には計画外で実施した訓練もあったが隊員側からの積極的な意見具申や、自主的な訓練の計画等、練度向上に対する執念が随所に見られた。検閲に向け特科隊の士気は極めて旺盛である。
確実に練度が向上しつつある情報処理連携訓練
活発な意見が飛び交った指揮機関訓練
炎天下での車両による有線構成訓練
防護マスクの装面訓練
若年隊員に対するPSAM操作要領の訓練
隊員の要望により行った拘束者の武装解除訓練