隊の活動状況
 平成28年熊本地震の発生に伴う災害派遣 
  隊は、熊本地震に伴う災害派遣命令を受け、4月17日14時30分に第3多目的中隊を編成完結し、主力は、4月18日18時30分に真駒内駐屯地を出発した。現地では、様々な任務(他部隊の増援、行方不明者捜索、物資・人員輸送、ガレキ撤去等)が予想される。
4月17日(日)
災害派遣準備(8時00分~)
 
 特科隊は、17日午前8時に命令を下達。速やかに災害派遣の準備にとりかかった。
作戦会議(13時30分)

 現在までに判明した事項に基づき、派遣部隊の当面の行動について認識を統一した。
第3多目的中隊編成完結(14時30分)
(中隊長左近3佐)

 隊長は、「任務を果たせ」、「被災された方々の気持ちを思い、やさしく接すること」そして「君たちを誇りに思う。仲間を大切にせよ」と訓示した。
4月18日(月)
駐屯地出発(18時30分)

 第3多目的中隊の主力は、駐屯地を出発。仲間の声援に対し「必ず任務を完遂して帰って来ます!」と力強い敬礼で応えた。
苫小牧東港出港(23時30分)

 主力は、苫小牧東港からフェリーに乗船し熊本へ向かった。
4月19日(火)
航空自衛隊千歳基地(9時30分)

 第3多目的中隊の一部は航空自衛隊千歳基地から空輸により熊本へ向かった。
 指揮官の甲斐2尉(熊本県出身)は、「両親のつもりで被災された方々を助ける任務に当たります。」と力強く決意を述べた。
(※なお、第11特科隊の部隊が、米軍機により空輸されるのは初めて。)