隊の活動状況
令和2年度91式携帯地対空誘導弾集合教育
 隊(隊長廣岡1佐)は、令和2年4月9日から4月24日までの間、真駒内駐屯地及び静内駐屯地(対空射撃訓練講堂紫電館)において、令和2年度91式地対空誘導弾(以下、「PSAM」という。)集合教育を担任した。
 本教育は、PSAM及びPSAM(B)の構造・機能、取扱要領、整備及び師団対空情報システム(以下、DADSという。)と連接した射撃要領について必要な識能を修得させるとともに、各部隊のPSAMの指導者を育成することを目的、前段・後段に区分して、特科隊員2名のほか、第10即応機動連隊、第18普通科連隊、第28普通科連隊並びに第11戦車隊の隊員14名が参加した。
 4月9日から17日の前段訓練では、真駒内駐屯地において、対空戦闘の基礎(第11高射特科隊による教育)、PSAMの概要等の学科及び基本操作訓練を反復演練して、組長・射手としての基礎を確立させたほか、DADSを使用した射撃要領を演練して、正確・迅速な情報の伝達・処理能力の向上を図った。
 4月20日から24日の後段訓練では、静内駐屯地(対空射撃訓練講堂紫電館)において、シミュレータを活用した実戦的な操法、組訓練、射撃訓練及び特技検定を実施して、対空戦闘員として必要な識能を修得したほか、21日には、隊長の訓練視察により、PSAM訓練の現地確認を行った。
 教育に参加した隊員からは、「対空戦闘の知識を学ぶことができた。部隊に普及していきたい。」等の声が聞け、対空戦闘員としての強い熱意が感じられるとともに、本教育を通じ多くの成果を得て、被教育者14名全員が特技検定に見事合格して教育を終了した。
第11高射特科隊による対空戦闘の教育

基本操作訓練を反復演練

シュミレータによる射撃訓練
隊長による訓練視察