空中伝送班は、平成6年3月北部方面通信群本部付隊(札幌駐屯地)で準備室を立ち上げ、平成7年2月映伝機初飛行、同年3月丘珠駐屯地に事務室を設置、平成13年の部隊改編に伴い、北部方面通信群本部中隊映像写真小隊空中伝送班として現在に至っています。
空伝班は、北部方面航空隊と協同してヘリコプター映像伝送システムにより被災地の状況等を方面総監部等に映像を配信し、総監の部隊運用における状況判断に資する映像資料を提供する任務を与えられています。
これまで多くの災害派遣任務を遂行してきましたが、特に代表的な任務は、平成12年3月の有珠山噴火、平成23年3月の東北地方太平洋沖地震です。
また、平成22年には新器材に換装され、ハイビジョン及び高倍率により詳細な映像資料の提供が可能となりました。空中伝送班は実機での訓練はもとより、地上においてもナレーション訓練システムを活用した訓練を実施するなど、何時如何なる状況にも対応すべく365日24時間、北部方面隊の即動態勢の基盤を堅持しています。 |