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師団の沿革・活動

師団の沿革・活動

昭和33年 6月
第10混成団誕生
団本部を守山駐屯地(愛知県)に開設する準備のため、久居駐屯地(三重県)に第10混成団が誕生
昭和34年 6月
第10混成団本部等、守山駐屯地(愛知県)へ移駐
久居駐屯地(三重県)から団本部及び武器、通信、補給、衛生の各部隊が、金沢駐屯地(石川県)から第14普通科連隊第2大隊が守山駐屯地に移駐
昭和34年 9月
伊勢湾台風災害派遣
延べ人員630,000人が伊勢湾岸一帯において救援活動を行った。その功績により総理大臣表彰を受けた。

発災直後に上空から撮影された被災地の状況

渡河ボートで救援物資を配る当時の隊員の活動

昭和37年 1月
第10師団誕生
昭和36年1月国防会議により、13個師団への改編に着手することを決定同年7月国防会議第2次防衛力整備計画に基づく、13個師団の初回編成部隊として乙編成(3個普通科連隊基幹)師団として発足、東海・北陸6県の警備地区を第10混成団から継承管轄し、日本中部の枢要地域の防衛警備に任ずることとなった。

第10師団編成完結式の写真

昭和38年 1月
北陸豪雪災害派遣
延べ人員75,500人が北陸地方一帯に救援活動を実施した。その功績により防衛庁長官表彰を受けた。

発災直後に上空から撮影された被災地の状況

渡河ボートで救援物資を配る当時の隊員の活動

昭和40年 9月
台風24号災害派遣
延べ人員約1,800人が愛知県・岐阜県・福井県に救援活動を実施した。その功績により総理大臣表彰を受けた。
昭和42年 3月
春日井駐屯地開設
守山駐屯地の西山分屯地に第10偵察隊が駐屯していたが、駐屯地昇格により豊川から第10施設大隊が移駐し春日井駐屯地が開設された。
昭和43年 8月
飛騨川バス転落事故災害派遣
延べ人員約10,000人が飛騨川地域に救援活動を実施した、その功績により総理大臣表彰を受けた。
昭和46年 9月
三重県南部集中豪雨災害派遣
延べ人員約6,800人が尾鷲・熊野地区に救援活動を実施した。その功績により総理大臣表彰を受けた。
昭和47年 7月
47・7集中豪雨災害派遣
延べ人員約15,000人が愛知県西三河・岐阜県東濃地区に救援活動を実施した。その功績により総理大臣表彰を受けた。
昭和47年 9月
守山駐屯地に婦人自衛官が配置
昭和43年4月に婦人自衛官が誕生し約1,000人の隊員が全国15の駐屯地に勤務、守山駐屯地には30人の婦人自衛官が配属された。
昭和51年 9月
51・9濃尾集中豪雨災害派遣
延べ人員約12,000人が愛知県・岐阜県に救援活動を実施した。その功績により総理大臣表彰を受けた。
昭和56年 1月
56豪雪災害派遣
延べ人員約6,500人が北陸地方一帯に救援活動を実施した、その功績により総理大臣表彰を受けた。
平成 3年 3月
師団改編
第10高射特科大隊、第10後方支援連隊を新編
平成 4年 9月
第1次カンボジア派遣
師団は、道路・橋の修理等の後方支援分野へ派遣される第4施設団(京都・大久保)を基幹とする600人の第1次カンボジア派遣施設大隊に、師団からは精鋭43名の隊員が参加した。
平成 6年 3月
師団改編
第10飛行隊を師団隷下部隊として編成
平成 6年 4月
中華航空機墜落事故災害派遣
延べ人員約520人が救援活動を実施した。
平成 7年 1月
阪神・淡路大震災災害派遣
師団から延べ人員約320,000人、車両約35,000両、航空機約370機をもって神戸市東灘区、芦屋市、西宮市、尼崎市、宝塚市、伊丹市での救援活動を実施した。その功績により総理大臣表彰を受けた。
平成 8年 3月
師団改編
第10特科連隊に155mmりゅう弾砲(FH70)を導入した。
平成 9年 1月
ロシアタンカー(ナホトカ号)重油流出事故災害派遣
延べ人員45,000人、車両約9,000両、航空機約200機をもって日本海沿岸に漂着したナホトカ号からの重油の除去作業を実施した。その功績により総理大臣表彰を受けた。
平成10年11月
ホンデュラス国際緊急医療援助隊派遣
ハリケーン「ミッチ」により被害を受けたホンデュラス共和国へ国際緊急医療援助隊の80名中師団から56名を派遣した。その功績により防衛庁長官表彰を受けた。
平成12年 9月
東海豪雨災害派遣
師団は、延べ人員約10,000名、車両約1,800両、航空機約140機をもって、名古屋市、春日井市、大府市、刈谷市、西枇杷島町、新川町、師勝町、稲武町、東浦町及び岐阜県上矢作町での避難者の救出・救助、決壊堤防の補修、道路の啓開、救援物資の輸送及び防疫等多岐にわたる救援活動等を実施した。
平成14年 7月
第14次ゴラン高原派遣輸送隊(UNDOF)
平成14年7月、守山駐屯地において、第14次ゴラン高原派遣輸送隊の編成完結式及び隊旗授与式が厳かに挙行され、浅野隊長以下陸海空の隊員を含め43名の隊員が、ゴラン高原での輸送業務に従事した。
平成15年 2月
第3次東ティモール派遣隊(UNMISET)
平成15年2月に、守山駐屯地において編成完結式が挙行され、同年11月までの間、116名の隊員が東ティモールにおいて、道路、橋等の補修や給水所の維持管理などを実施した。
平成16年 3月
師団改編(第49普通科連隊、第10化学防護隊新編成)
戦略機動師団として、即応予備自衛官主体の第49普通科連隊新設、第10化学防護隊の独立などの部隊改編を実施。また装備品などでは普通科連隊に軽装甲車、120mm迫撃砲が導入され高射特科には93式近距離地対空誘導弾が配備された。
平成16年 7月
福井豪雨災害派遣
師団は、延べ人員約5,400名、車両約1,600両、航空機約40機をもって、福井市、鯖江市、大野市及び美山町での人命救助、河川堤防等の修復、学校道路等の土砂瓦礫排出、防疫等多岐にわたる救援活動等を実施した。
平成16年 9月
三重県宮川村豪雨災害派遣
師団は、台風21号の被害を受けた三重県宮川村、紀伊長島町、海山町で、延べ人員約1,800名、車両約400両、航空機約15両をもって、人命救助、道路啓開、給水支援活動を実施した。
平成16年10月
岐阜県高山市豪雨災害派遣
師団は、台風23号の被害を受けた岐阜県高山市、吉城郡、国府町で、延べ人員約350名、車両50両、航空機1機をもって、人命救助活動を実施した。
平成16年10月
新潟県中越地震災害派遣
師団は、10月23日夕方、新潟県中越地区を襲った震度7の地震災害に対して、延べ人員約8,600名、車両約2,500両をもって、給食・入浴支援を実施した。その功績により防衛庁長官表彰を受けた。
平成17年 2月
第5次イラク復興支援群派遣
師団は第35普通科連隊長太田1佐を群長に、隊員約500名をイラク・南部サマーワに派遣、学校等公共施設の復旧・整備、医療技術支援、人道復興支援物資の輸送及び給水等を実施した。その功績により内閣総理大臣表彰を受けた。
平成18年 1月
国際緊急援助隊待機態勢
師団は平成18年1月から7月までの間、国外における災害救助を目的とした国際緊急援助隊(第10師団主体)を編成し、待機態勢に入った。
平成18年 6月
インドネシア国際緊急援助隊派遣
5月27日早朝にインドネシア・ジャワ島中部を襲ったM6.3の強い直下型地震により、ジョグジャカルタ周辺では数千名の死傷者が発生、インドネシア政府からの医療支援要請を受け、国際緊急援助隊(第10師団主体)は現地に派遣され、約3週間にわたる診療・予防接種・防疫活動を行った。
この功績により防衛庁長官表彰を受けた。
平成18年 8月
広島県送水トンネル崩落事故災害派遣
8月25日、広島県広島市安芸区から安芸郡海田町の間で送水トンネルが崩落、呉市・江田島市において断水が発生、派遣要請を受け給水活動を始めた第13旅団の増強として第10師団各隷下部隊から約250名の隊員が派遣され、約1週間にわたる給水・入浴支援活動を行った。
平成19年 3月
能登半島地震災害派遣
3月25日、石川県能登沖を震源とするマグニチュード6.9の地震発生、石川県知事より災害派遣要請を受け、約半月にわたり延べ人員2,232名をもって、給水・給食・入浴・輸送支援活動を行った。
平成19年 7月
新潟県中越沖地震災害派遣
7月16日、新潟県中越沖を震源とするマグニチュード6.8の地震発生に伴い、東部方面隊への増援派遣命令を受け、約1ヶ月にわたり延べ人員2,180名をもって、給水・給食・入浴支援活動を行った。
平成20年 8月
愛知県豪雨災害派遣
8月28日、愛知県内で局地的な豪雨となり岡崎市等で浸水被害が発生、災害派遣要請を受け、救助のための偵察活動と矢作川及び支流の安全確認を行ったほか、鹿乗川で氾濫のおそれのある三ヵ所にて土のうによる補強作業を行った。また30日には額田郡幸田町の広田川増水に伴い偵察活動を行った。延べ人員355名をもって対処した。
平成22年 7月
岐阜県八百津町土砂崩れ災害派遣
7月16日、岐阜県八百津町において大雨により土砂崩れが発生し、民家をのみ込み3名が行方不明となった。岐阜県知事から災害派遣要請(人命救助)を受け、第35普通科連隊を中心とする部隊が現場に急行、延べ約250名が懸命に捜索活動をした。
平成23年 1月
福井県雪害に伴う災害派遣
1月30日から記録的な大雪に見舞われた福井県では、国道8号線において約180台の車が約10kmにわたって立ち往生し、第14普通科連隊、第10後方支援連隊及び第10戦車大隊が除雪及び燃料切れ車両への給油を行った。
平成23年 2月
三重県鳥インフルエンザに対する災害派遣
2月26日三重県内の採卵鶏飼養農場において高病原性鳥インフルエンザが発生し、第33普通科連隊が、拡散防止のための鶏の殺処分、運搬及び埋却を実施した。
平成23年 3月
東日本大震災災害派遣
3月11日、三陸沖を震源とする大地震が発生。東日本を中心とする広範囲で非常に大きな揺れを観測した。直後に津波が発生し、多数の死者行方不明者を出した。師団は直ちに前進し、宮城県南部において生存者の救出、行方不明者の捜索を開始するとともに生活支援活動を実施した。師団は5月23日に活動を第6師団に引き継ぎ、それぞれの駐屯地に帰隊した。第10後方支援連隊を中心に編成された入浴支援隊は7月25日まで活動を続けた。
平成23年 8月
第32次ゴラン高原派遣輸送隊
野下隊長以下陸海空の隊員を含め43名の隊員が、ゴラン高原での輸送業務等に従事した。
平成23年 9月
台風12号に伴う災害派遣
8月30日から降り続いた大雨により三重県南部地域において各地が河川氾濫や道路途絶により孤立した。9月4日、三重県知事からの要請により第33普通科連隊、第10後方支援連隊、第10施設大隊、第10通信大隊、第10偵察隊、第10飛行隊及び第10師団司令部付隊が人命救助活動及び物資輸送等を実施した。
平成23年 9月
台風15号に伴う災害派遣
9月20日から21日にかけて台風15号に伴う集中豪雨により庄内川が氾濫し、第35普通科連隊及び第10後方支援連隊が水防工事等を実施した。
平成23年11月
原子力災害派遣
東日本大震災で被災した福島第1原子力発電所に対し、第10特殊武器防護隊の隊員約30名がモニタリング活動及び除染支援活動を実施した。
平成24年 7月
ハイチ派遣国際救援隊(第7次要員)
第35普通科連隊長菅野1佐以下300名の隊員が、大地震が発生した中米のハイチに派遣され、半年間に渡り被災した公共施設の解体、瓦礫除去、道路補修及びハイチ国民への施設器材操作の技術指導を実施した。
平成25年 3月
師団改編
第10化学防護隊は、生物偵察車が導入され、第10特殊武器防護隊へと改編した。
平成25年 5月
行方不明者の捜索災害派遣
5月27日、滋賀県高島市内の赤坂山で児童2名が行方不明となり第10戦車大隊の隊員約30名が捜索活動を実施した。また、29日には三重県釈迦ヶ岳で男性1名が行方不明となり、第33普通科連隊と第10飛行隊から隊員約400名と航空機1機が捜索活動を実施した。
平成25年 9月
行方不明者の捜索災害派遣
9月16日、福井県において台風18号に伴う大雨により男性1名が行方不明となり、第14普通科連隊、第10戦車大隊及び第372施設中隊の隊員約120名が捜索活動を実施した。
平成26年 3月
師団改編
第49普通科連隊が師団から離れ、中部方面混成団に配属され、第10特科連隊が改編した。
平成28年 4月
平成28年熊本地震災害派遣
4月14日(木)午後9時26分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5(暫定値)の地震発生に伴い、第10師団から4月21日(木)第10後方支援連隊の隊員82名が、被災者の入浴支援のため派遣された。
平成29年 1月
岐阜県鳥インフルエンザに伴う災害派遣
1月14日(土)23時05分、岐阜県知事からの要請を受け第35普通科連隊、第10特殊武器防護隊及び第3普通科直接支援中隊の隊員のべ約660名が、拡散防止のための鶏の殺処分、運搬及び埋却のため派遣された。
平成29年 3月
師団改編
第10通信大隊は、野外通信システムの導入に伴い組織を改編、また、第10後方支援連隊は、第10通信大隊の改編に伴い整備支援機能を改編した。
平成29年 6月
民間航空機(セスナ機)墜落に伴う人命救助に係る災害派遣
6月3日、富山県中新川郡立山町付近に民間航空機(セスナ機)が墜落し、東京航空事務所長からの要請を受けた航空自衛隊中部方面隊の協力要請に基づき、第14普通科連隊(金沢)及び第382施設中隊(富山)の隊員のべ約125名が、地上からの人命捜索・救難のため派遣された。
平成30年 1月
石川県輪島市における給水支援に係る災害派遣
1月30日から2月2日までの間、石川県知事からの要請を受け第14普通科連隊(金沢)の隊員のべ約70名が、石川県輪島市において凍結により水道管が破裂し断水した地域に対する給水支援のため派遣された。
平成30年 2月
福井県における大雪に係る災害派遣
2月6日から10日までの間、福井県知事からの要請を受け第14普通科連隊(金沢)、第35普通科連隊(守山)、第10後方支援連隊(金沢、春日井、守山)、第10戦車大隊(今津)、第10施設大隊(春日井)、第10通信大隊(守山)、第382施設中隊(富山)及び第372施設中隊(鯖江)の隊員のべ約4,925名が、立ち往生している車両の救出、除雪支援、食料等配布及び燃料給油支援のため福井県北部に派遣された。
平成30年 7月
平成30年7月豪雨
6月28日、前線及び台風7号の大雨等による西日本を中心とした広範囲にわたる河川の氾濫、浸水害、土砂災害等の発生に伴い、第10師団から第14普通科連隊(金沢)、第35普通科連隊(守山)、第10特科連隊(豊川)、第10後方支援連隊(金沢、春日井、守山、豊川)、第10高射特科大隊(豊川)、第10施設大隊(春日井)、第10通信大隊(守山)及び第10飛行隊(明野)の隊員のべ約10,926名が、人命救助、行方不明者の捜索、道路啓開、給水支援、災害により発生した瓦礫等の撤去支援及び入浴支援活動のため派遣された。
平成30年12月
岐阜県関市における豚コレラに係る災害派遣
12月25日から27日までの間、岐阜県知事からの要請を受け第35普通科連隊(守山)、第10通信大隊(守山)及び第10後方支援連隊(守山)の隊員のべ約1,300名が、豚舎内における豚の追い込み、処分された豚・餌などの運搬処理及び養豚場における消毒支援のため派遣された。
平成31年 1月
岐阜県各務原市における豚コレラに係る災害派遣
1月29日から30日までの間、岐阜県知事からの要請を受け第35普通科連隊(守山)、第10通信大隊(守山)及び第10後方支援連隊(守山)の隊員のべ約270名が、豚舎内における豚の追い込み、処分された豚・餌などの運搬処理及び養豚場における消毒支援のため派遣された。
平成31年 2月
岐阜県瑞浪市における豚コレラに係る災害派遣
2月19日から21日までの間、岐阜県知事からの要請を受け第35普通科連隊(守山)、第14普通科連隊(金沢)及び第33普通科連隊(久居)の隊員のべ約480名が、豚舎内における豚の追い込み及び処分された豚・餌などの運搬支援のため派遣された。
平成31年 3月
愛知県田原市における豚コレラに係る災害派遣
3月28日から4月1日までの間、愛知県知事からの要請を受け第10高射特科大隊(豊川)及び第10特科連隊(豊川)の隊員のべ約510名が、豚舎内における豚の追い込み及び処分された豚・餌などの運搬、支援のため派遣された。
平成31年 4月
岐阜県恵那市における豚コレラに係る災害派遣
4月17日から4月19日までの間、岐阜県知事からの要請を受け第10戦車大隊(今津)、第10偵察隊(春日井)、第35普通科連隊(守山)及び第10後方支援連隊(春日井)の隊員のべ約320名が、豚舎内における豚の追い込み及び処分された豚・餌などの運搬、支援のため派遣された。
令和元年 5月
愛知県田原市における豚コレラに係る災害派遣
5月17日から20日までの間、愛知県知事からの要請を受け第10施設大隊(春日井)の隊員のべ約300名が、豚舎内における豚の追い込み及び処分された豚・餌などの運搬、支援のため派遣された。
令和元年 6月
愛知県西尾市における豚コレラに係る災害派遣
6月29日から7月2日までの間、愛知県知事からの要請を受け第10特科連隊(豊川)及び第130地区警務隊(豊川)の隊員のべ約490名が、豚舎内における豚の追い込み及び処分された豚・餌などの運搬支援のため派遣された。

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