父兄のみなさまへ。自衛官を志すお子様の父兄のみなさまの不安や疑問に、先輩自衛官の父兄のみなさまからの声をお届けします。

自衛官全般に関する質問

自衛官という仕事自体がよくわからないので、詳しく知るためにはどうしたらよいでしょう。

まずはお住まい地域の自衛隊地方協力本部募集課または窓口(出張所・事務所・案内所)にご相談ください。担当自衛官がていねいにご説明いたします。
自衛隊地方協力本部

うちの子供は正直、体力がないのですが…

自衛官のイメージから、とても厳しい基準の体力審査があると思われがちですが、自衛官になるための試験種目に体力審査はありません。自衛官として勤務する上で健康体であるかを確認するための身体検査を行います。最初から体力に自信がある人ばかりが入隊されるわけではありませんから、まず入隊後の教育期間中に基礎体力を身につけていきます。健康管理、安全管理などに気をつけながら、個人の体力に合わせ、段階的に行っていくので心配ありません。健康であれば運動が苦手な人でも徐々に体力がついていきます。実際、体力がないと思っていらした保護者の方が驚くほど、たくましく成長されたお子様もたくさんいらっしゃいます。

団体生活に馴染めるか心配です。

規律正しい生活で、最初は堅苦しいと感じるかもしれませんが、同じ部屋の同期とお互いに協力し、助け合い、支え合いながら生活していくことの楽しさ・素晴らしさがあります。また、団体生活の経験は再就職する際に民間企業から高く評価されています。

娘が自衛官を希望しているのですが、女性自衛官はどのくらいいるのでしょうか。

1967年(昭和42年)に陸上自衛隊で女性自衛官の採用を開始して以来、順調にその数を増やし、2012年度末時点で、1万2350名の女性自衛官が陸・海・空自衛隊に所属しています。全自衛官に対する女性自衛官の割合は、約5.5パーセントとなっています。

自衛隊の待遇についてよくある質問

勤務時間はどのくらいですか。

勤務は8時から17時までの1日8時間を基準としています。(各駐屯地・基地によって異なります。)ただし、有事の際の行動や訓練、演習、その他勤務を命ぜられた場合には、何時でも職務に従事することになっています。自由時間は、平日は課業(仕事)の時間(8時〜17時)以外、土曜・日曜日などの休養日は終日、自由な時間となっております。

休日はどの程度あるのでしょうか。

自衛官のイメージから、休日・休暇の取得に不安を抱く入隊希望者の声を多く聞きますが、自衛隊は基本的に週休2日制で、祝日、年末年始及び夏季特別休暇、年次休暇などがあります。ただし、場合によっては休日等を含む訓練もあり、その場合は勤務に支障がない範囲で代休として取得することになります。また計画的に取得することもでき、年間20日以上の有給休暇や夏季・年末特別休暇などがあります。

給与はどのようになっていますか。

基本的には、階級などによって決まっていて、陸・海・空自衛隊の所属や男女の性別による給与の差はありません。初任給は、入隊したときの採用区分によって違いますが、例えば、2等陸・海・空士の場合は月額15万9500円で、ボーナスに相当する期末・勤勉手当が年2回(6月・12月、計4.5か月分)あります。自衛官は特別職国家公務員なので、手当が突然支給されなかったり、大幅に減額されることはありません。さらに、制服や食事、住居などが無料です!自衛官の昇給は年に1回、勤務成績により行われます。また、通常の昇給とは異なりますが、上級の階級に昇任した時は、新しい号俸(基本給)が適用され給与額が上がります。それ以外にも自衛官は従事する職務や実施する作業、業務に応じて様々な手当が支給される場合があります。
(例)航空手当、航海手当等
退職する場合は、例えば3曹以上の自衛官が定年退職する場合は、退職時の階級や勤続年数などに応じた退職手当が支給されます。また、任期制の自衛官が任期満了時に退職する場合には特例退職手当が支給されます。

自衛官は転勤が多いと聞きますが、どのくらいの頻度ですか。

階級および職種(職域)または、陸・海・空自衛隊により異なりますが、自衛隊一般的に幹部自衛官は2〜3年ごと、曹は部隊に配置されてから2〜10年程度ごとに転勤があります。士は最初に配属になった部隊で勤務を続けるので、一般的には転勤はありません。

訓練中にケガ等をした場合は、どうなるのですか。

訓練中にケガをしても、駐屯地医務室等での治療や自衛隊病院での治療、入院には医療費はかかりません。また、公務災害の適用を受けた場合は、一般病院での医療費等についても国が費用を負担するため、本人負担はかかりません。

入隊にあたりよくある質問

入隊時にこちらで用意すべきものは何でしょう。

基本的に、印鑑(シャチハタ不可)、筆記具(ボールペン<黒・赤>、鉛筆<2〜3本>、消しゴム、定規)、国語辞典、下着(上下各6枚くらい)、白のTシャツ、ジャージ上下、パジャマ(女性のみ)、私服(1〜2セット)、ランニングシューズ、タオル、洗面具、化粧品(女性のみ)、裁縫道具、等が必要になりますが、一部用意をしている教育隊もあるため、入隊先が決定した後にご確認をお願いいたします。
入隊が決まると、詳細は入隊案内でもご覧いただけます。

当初お金はどのくらい必要でしょうか。

自衛隊は食事・宿泊等の経費は一切かからないので、給料日(自衛隊の給料日は、原則として毎月18日)までの間に必要とする額となります。入隊直後は、足りない身の回り品等の購入も考えられます。したがって、お小遣い(嗜好品等)を含め3万〜5万くらいが適当です。また、教育隊によっては運動服等を一括購入する場合がありますが、支払いは給料日以降となります。

制服は支給されるのでしょうか、それとも自分で購入するのでしょうか。

支給されます。ただし、ワイシャツなどは2着のみの支給となります。毎日着るものなので、更に数着自分で購入する隊員もいます。

女性の服装や髪型の規制を教えてください。

服装については、自衛官としての規律と品位を保つため、常に清潔でアイロンがしっかりとかかっている制服を着用するとともに、ピカピカに磨き上げられた靴を履くよう心がけています。髪型については、黒髪で端正な髪型が基本となっています。髪が長い場合は、勤務中は髪を後ろでまとまるなどしなければなりませんが、自衛官としての品位を保つことができる髪型であれば、特に制限はありません。ただし、髪を金髪に染めるなどの奇抜な髪型は、他の公務員と同じく禁止されています。また、マニキュアは、赤やピンク、アート系デザインのものはできませんが、透明ならば可能です。化粧ももちろん、たしなみ程度なら問題ありません。