訓練支援


 国際活動教育隊は、基本教育による基幹要員の育成だけではなく、全国の各方面隊部隊に対し、国際平和協力活動等に関する訓練支援を行っています。この支援は、大きくは、待機部隊【※】の訓練に対する支援、派遣が決まった場合の派遣前訓練に対する支援に分かれます。

 「待機部隊の訓練に対する支援」とは、待機部隊が待機に入る前に練度(知識・技能のレベルのこと)を向上させるために行う訓練に対する支援のことであり、国連平和維持活動のための待機部隊、国際緊急援助活動、在外邦人等の輸送任務に対する訓練支援があります。
 

※待機部隊は、国際平和協力活動等に迅速に対応するため、全国5個方面隊が持ち回りで待機させる部隊のことで、詳しくは、「教育」を参照してください。

 「派遣が決まった場合の派遣前訓練に対する支援」とは、待機部隊が待機している間に実際に政府による自衛隊派遣が決定した場合に行う派遣前訓練に対する支援、及び、以降の派遣のローテーションにある派遣部隊の派遣前訓練に対する支援のことです。派遣前訓練は、派遣が決まっているため、待機部隊の訓練とは異なります。例えば、待機部隊の訓練の段階では、派遣が具体化しているわけではないので、派遣先の情勢や文化といった具体論に基づかない「一般的」「抽象的」な教育訓練内容という色合いが強いのですが、一転、派遣前訓練では、南スーダンとかジブチといった具体的な派遣先を前提にしていますので、教育訓練内容も具体的なものとなります(被教育者に与える状況付与の内容は実際の派遣先の状況となります)。
 現在、陸上自衛隊が要員を派遣している国際平和協力活動等は、国連PKOである国連南スーダンミッション(UNMISS)とジブチにおける海賊対処行動の2個ミッションだけですので、現在行っている「派遣前訓練に対する支援」は、UNMISSと海賊対処行動(陸上自衛隊から派遣している警衛隊のみ)となります。