教 育


 国際活動教育隊では、国際平和協力活動等【※1】に関する幹部及び陸曹向けの基本教育を行っており、全国の各方面隊部隊から学生【※2】が入校しています。幹部課程・陸曹課程ともに年間数回開講されており、卒業後は各部隊に戻り、国際平和協力活動等の待機部隊又は派遣部隊の基幹要員となることが期待されています。

※1「国際平和協力活動等」とは、ここでは、国連平和維持活動(国連PKO)、国際緊急援助活動、在外邦人等の輸送、海賊対処行動のことをいいます。
※2「学生」といっても現役陸上自衛官であり、一般的意味の学生とは異なります。自衛隊では、平素の勤務を離れて課程教育などに入校して勉強する機会を与えられた者を学生と呼んでいます。


 陸上自衛隊には全国5個方面隊がありますが、2007年7月より、これら方面隊が持ち回りで派遣の候補となる要員をあらかじめ指定し、国際平和協力活動等への派遣待機態勢をとっています。これは、将来起こるかもしれない派遣決定に備え、平素から派遣(予定)部隊を待機させる仕組みです。この待機態勢を導入する以前は、全く平素の国防体制から準備を開始していたのに対し、待機態勢の下では、待機するためにすでに■基幹要員の育成、■待機部隊の訓練を行っていることから、派遣までの準備期間を短縮することができます。

 国際活動教育隊は、全国で唯一の国際平和協力活動等に関する教育専門部隊として、この「基幹要員の育成」を担っています。


 


 教育は、いわゆる座学のクラスルーム教育から実践的な実習訓練まで幅広く行われます。また、教官は国際活動教育隊の教官のみならず、課目により部内外からの教官を招へいしています。幹部課程、陸曹課程ともに数週間の比較的短い教育期間ですが、派遣法制の知識、救急法など、隊員個人として保有していなければならない知識・技能から、部隊行動に至るまで、段階的、体系的な教育内容となっています。