平成29年度大量傷者受入訓練『多様な役割への対応』
自衛隊中央病院は、平成29年十月七日(土)、平成二十九年度大量傷者受入訓練を行いました。当院での大量傷者受入訓練の歴史は古く、第一回訓練は昭和四十五年度に行われています。
今年度の訓練は、多様な事態への対処態勢の確立を目的に、「首都直下地震想定」から「テロ・特殊災害想定」へと変化し、@化学剤テロへの対応、Aダーティーボムへの対応、B爆発物テロへの対応、C患者航空搬送の四コ想定の枠組みで行いました。
これらは、複数の想定を演練することにより職員の練度向上を図るとともに、当院が準備する特殊災害対処計画を様々な角度から検証しその能力を向上させる、また、東京消防庁をはじめとする各関係機関との連携強化をねらいとしたものでした
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訓練は、防衛大臣のご視察をいただくとともに、自衛隊高官(陸上幕僚長はじめ陸将七名、陸・海将補十五名)、東京都危機管理監等、部内外約二百二十名の方々にご視察いただくことができ、当院の機能・特性及び各種事態対処における役割について更なるご理解をいただくことができました。
自衛隊中央病院は、めまぐるしく変化する国際情勢、そして、オリンピック・パラリンピックに代表される国家的プロジェクトに適切に対応できるよう、各種事態への対応能力を周到に強化してまいります
訓練の模様は、動画でご覧になれます。サムネイルをクリックしてください。
平成29年度自衛隊中央病院大量傷者受入訓練