本文へスキップ
お問合わせ : TEL.03(3411)0151内線(6224)
F A X : TEL.03(3411)0151内線(6208)
ご予約変更 : 
TEL.03(3411)0151内線(6212)

住 所:〒154-8532 東京都世田谷区池尻1-2-24




  

広報・イベントPR・EVENT

平成28年度大量傷者受入訓練 〜一つでも多くの命を救うために〜 

 自衛隊中央病院では、平成19年度から大規模災害の対処訓練を行っております。特に平成24年からは首都直下地震を想定した訓練を積み重ねて参りました。  
 今年は、これまでの訓練で得た成果・教訓等をもとに、更に自衛隊内での協同・連携、地域との連携を強化するとともに、災害対処計画や業務継続計画の実効性を検証して自衛隊中央病院の災害対処能力を向上させることを目的に、平成29年2月4日(土)に三宿駐屯地を主な訓練地域として実施しました。   
 訓練は、午前中に発災直後、午後は発災28時間後の超急性期の2つの場面に区分し、訓練における重視項目を@首都直下地震対処における三宿地区(駐屯地)及び近傍部隊・機関等との連携、A航空搬送拠点としての三宿地区(駐屯地)の活用の二つに定め、発災直後では初動対処の要領、速やかな状況把握と院務運営方針の決定、超急性期では自衛隊や地域との連携、航空搬送拠点的運用要領、患者航空搬送、同時多発患者への対応等の訓練を行いました。  

 当日は快晴のもと、中央病院職員と日本DMAT、世田谷区医師会等の関係機関及び部隊の約650名が訓練に参加するとともに、岡部陸上幕僚長、塚原大臣官房衛生監、田邉東京都危機管理監をはじめとする200名を超える方々に訓練視察・研修をいただき、首都直下地震をはじめとする各種災害において自衛隊中央病院の有用性をご確認いただくことができました。  

 本訓練では自衛隊中央病院初の試みである部外病院への航空搬送を行いました。
 これは、災害時に連携が予想される都立松沢病院、日本医科大学千葉北総病院、埼玉医科大学総合医療センター、平塚市民病院の4病院にヘリコプター(CH−47及びUH−1)を用いた患者搬送を行ったもので、各病院との連携強化を図ることができました。
 
 また、災害発生時、多くの病院は電力供給が途絶え平素使用している電子カルテが使用できないという想定で訓練が行われますが、自衛隊中央病院は免震構造による高い残存性と自家発電システム(コジェネレーションシステム)による電力共有により電子カルテが運用可能な施設であるという前提に立ち返り、災害時においても電子カルテを効果的に使用し、診療はもとより来院される被災患者さんの管理をどのように行うか検証することができました。  

 訓練終了時、視察・研修をいただいた皆様にアンケート調査を行った結果、93.3%の方々から『大変満足した』または『満足した』とのご回答をいただくことができ、本訓練の目的達成と所望の成果を得ることができたことが確認できました。  
  
  自衛隊中央病院は本訓練で得られた成果をもとに、行政(都)や周辺地域の皆様から期待される役割をしっかりと果たせるように、来年度以降も訓練を重ねてまいります。  
  地域の「もしも」の時に、また、来るべき2020年の東京オリンピック開催も見据え、各種事態等に実力を発揮できる病院として、そして皆様に安心していただける病院として、その能力・実効性を高めてまいります。