採用種目

陸上自衛官になるには、大学を卒業して将来幹部となるための「幹部候補生」、中堅の曹になるための「一般曹候補生」、2年を任期とした任期制自衛官である「自衛官候補生」、中学校卒業者の17歳未満の男子を対象とした「陸上自衛隊高等工科学校 生徒」等のコースがあります。「幹部候補生」以外でも、選抜試験を経て、幹部に昇任する道も開かれています。


「自衛隊の任用制度」

幹部候補生

一般幹部候補生

一般大学などの出身者の幹部自衛官養成コースです。採用とともに陸曹長に任命され、幹部候補生として「陸上自衛隊幹部候補生学校」で約1年間の教育を受けます。ここで初級幹部としての必要な知識と技能を学びながら、幹部としての資質を養います。その後3等陸尉(国内で2年間の大学院修士課程修了者は2尉)に昇任、以後中堅幹部として活躍します。

歯科・薬剤科幹部候補生

大学の歯学または薬学の課程を修めて卒業した者から、自衛隊病院等で勤務する「歯科医官」及び「薬剤幹部」を養成するコースです。一般幹部候補生と同様に採用と共に陸曹長に任命され、幹部候補生として「陸自衛隊幹部候補生学校」において歯科幹部候補生は約6週間、薬剤幹部候補生は約1年間の教育を受けます。その後はそれぞれの専門分野において活躍します。

自衛隊幹部候補生(自衛官募集ホームページ)


「採用種目:幹部候補生」

「陸上自衛隊幹部候補生の一日」

一般曹候補生

18歳以上33歳未満の人を対象に、将来、十分な経験を積んだ陸曹として活躍することが期待される制度です。専門分野に精通した技能を有し、中堅の基幹要員である陸曹は、任務の多様化、装備の高度化に伴いより高い専門性が要求されています。採用後所用の教育を終了し、部隊での実務経験を重ねることにより、入隊後2年9月以降、選考によって3等陸曹に昇任します。

一般曹候補生(自衛官募集ホームページ)


「採用種目:一般曹候補生」

自衛官候補生(任期制隊員)

18歳以上33歳未満の人を対象に、採用後は教育部隊や一般の部隊などで教育・訓練を受け、陸上自衛隊の第一線で任期制(2年)自衛官として勤務します。希望者には継続任用に道が開かれているほか、本人の能力次第で選抜試験により、曹・幹部への昇任も可能です。また、特技課程により各種公的資格の取得の機会があるほか、夜間、または通信制の学校への通学も許可などにより可能です。

自衛官候補生(自衛官募集ホームページ)


「採用種目:自衛官候補生」

高等工科学校生徒

将来陸上自衛隊において、高機能化・システム化された装備品を駆使・運用するとともに、国際社会においても自信をもって対応できる自衛官となる者を養成するために、中学校卒業予定者等を対象に採用する制度です。そのため、個人の適性に応じて、幅広い教養と豊かな人間性を養い、将来陸上自衛官として大きく進展できる基礎を作ります。

高等工科学校生徒(自衛官募集ホームページ)


「採用種目:陸上自衛隊高等工科学校生徒」

「高等工科学校生徒の一日」
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