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航空自衛隊員の仕事 飛行管理員

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ひとつの枠に収まらない、知識を駆使した情報管理能力

飛行管理員の主な任務内容は、パイロットの飛行記録の管理、パイロットの資格の管理、フライトプランの作成、そしてアラート勤務という領空侵犯に備える業務になります。飛行記録、資格の管理とは、パイロットになって初めてのフライトをしたときから最後のフライトのときまで、その1回1回のフライト時間、その回数をすべて管理する、資格管理のベースとなるものです。そして、資格管理とは、パイロットになりたての方と熟練したパイロットの違い。例えば、戦闘機乗り、輸送機乗りの資格があったり、戦闘機では前席に乗れるパイロット・後席に乗れるパイロット、そういう資格を管理しています。フライトプランの作成とは、フライトごとの離発着、上空で行うミッション、そのルートなどその飛行系の全般的な画書を作成する業務です。そして、一番主になる業務が、アラート勤務になります。新田原基地は西部航空方面隊となるんですが、その第5航空団と、築城基地第8航空団が交替でつくことになっています。私たち第5航空団が勤務に就くときは、パイロットや飛行管理員、航空機整備員、様々な職種の人間がアラート勤務に就いて、対領空侵犯に備え待機します。パイロットは、日本の領空を侵させないようにするのが任務なんですが、そこについている飛行管理員はその発進に備えて、情報の共有、つまり「いついつどこにどのような航空機のようなものがあるので・・・」というような情報の伝達、表示を行う。

  航空自衛隊員の仕事 飛行管理員

パイロットは操縦し、領空侵犯措置を直接的に防ぐことがメインの仕事です。パイロットの意識を操縦一本に絞ってもらうために私たちが、情報管理という面でパイロットを支える。飛行管理員とは、そんな縁の下の力持ち的な仕事で、重要なポストだと自負しています。飛行管理員には、英語・パソコン・気象に詳しいなど、様々な知識を駆使した応用力が必要だと思っています。アラートなど実任務では毎回同じことは起こりません。その状況ですぐに対応できる力がある人間が一番だと考えています。私が初めてアラートに就いた時、初めての対領空侵犯措置。情報が届き、実際に戦闘機が飛び上がったときは印象的でした。一人しかいない重責。自分がだめになるとその情報は途絶えてしまう。この飛行管理ならではの充実感、感動は忘れられない記憶になっています。

 

能力は完成することがない。さらなる高みを目指したい。

僕は実は、自衛隊って言うと救難隊。よくテレビで人を助けているシーンや、陸上自衛隊の厳しい訓練をやっている人たちの特集しか知らなかったので、「自衛隊は体力の一本勝負!」と思っていたのでついていけるかなと思っていたんですけど、こういうデスクワークという知識が勝負の仕事もあるんだなというのが意外でした。僕はそんな知識勝負の飛行管理員と言う仕事に大きなやりがいを感じているんですが、飛行管理員は、もともと人数が少ない職種で、一人で何でもこなすことが要求されます。でも、10年勤務したからといって一人前かって言われたら、一人前とは思えない自分がいます。

  航空自衛隊員の仕事 飛行管理員
それは自分の限界がここまでだと思いたくないから。知識の差とキャリアの差、そこから発生する応用力の差。そこをもっと突き詰めていきたいと思っています。具体的には英語の面とパソコンの面をもっと伸ばしていきたいと思っています。例えば、米軍基地、三沢基地などに配置されているんですけども、私の職種は米軍と会話をして仕事をしなければいけない箇所もあって、英語がしゃべれないと仕事ができないという所もあるんです。また航空自衛隊独自の英語検定があるんですが、それを何級以上もっていると、ASPといって海外に訓練にも行けるんです。そんな英語がしゃべれるからこそできる訓練、参加できる訓練。そういった面でも向上していきたいと思っています。

 

航空自衛隊は必ず自分の得意な能力が見つかる職場

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入隊のきっかけは母の勧めでした。母親の友人が、自衛隊のパイロットをずっと希望していたという話を聞いて、受験してみたらどうかと言われたのがきっかけです。まずは自衛隊生徒という、中学生から入隊する試験に挑戦しました。その受験は失敗に終わったんですけども・・・それが縁で高校卒業時にもまた受験して、航空自衛隊に入隊しました。入隊時には、希望に基づいた適性検査があるんですが、その結果、飛行管理員の適正が私にありましたので、希望通り今の職につけました。

その適性検査で適性がないといくら希望してもその職には就けないんです。僕が飛行管理員を希望したのは職種の説明をビデオや見学で見たのがきっかけです。そこで、この飛行管理員の説明を見て、その任務の多様性、例えば、飛行隊勤務の飛行管理、飛行場勤務隊の飛行管理、アラート勤務など一つの枠に収まりきれないところに魅力を感じ、やってみたいなと思ったんです。飛行管理員というのは航空自衛隊独特なもので、陸上自衛隊などにはないので、そういう特別な職種に就けたことを今でもうれしく思っています。航空自衛隊にはいろんな職種があります。その中に、誰もが僕のように、必ず自分に見合う職種を見つけられると思っています。その適性検査を受けることによって自分が知り得ない、自分で自分が判らなかった所の職種に出会い、自分の得意な能力を発見できることは、人生にとって非常に重要なことだと感じています。そして、そんな航空自衛官をみんなに目指してほしいと思っています。みなさんに伝えたいメッセージは「初心を忘れてほしくない」というのが第一。私たちも、何事もなければ通常の訓練をして、慣れが出てきてしまう可能性がある。いつでもフレッシュな気持ちを持って何事にも取り組むことが大切だと思っています。そして、幅広い知識を持った、いつ何を聴かれても受け答えができるような飛行管理員として、「新田原基地に成元3曹って言うのがいるなぁ」と言われるぐらいの、パイロットに一目置かれるぐらいの存在になれるぐらいの人間を目指してがんばります。

 

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