JASDF 航空自衛隊

航空自衛隊員の仕事 燃料員
Interview in September,21,2006

着陸後、飛行機に駆け寄る燃料車

飛行機は一旦降りたらまず給油、それが基地内の絶対ルール。エンジンを停止させた飛行機の側には、寄り添うように必ず燃料車の姿があります。「燃料を通して飛行機に関われるのが自分にとっての誇りです」と語る立山士長。高校時代、校門で勧誘活動をしていた自衛隊地方連絡部広島支部の隊員と知り合い、親しくなったといいます。卒業後、一度は警備会社に勤めたものの、経営が傾き始めたのを機に、馴染みのあった航空自衛隊への"転職"を決意。最初に配属されたのが、この補給隊燃料小隊でした。様々な種類の燃料を業者に発注・補給し、それらを各部隊に払出す(提供する)補給隊。扱うものは、飛行機や車輌用燃料の他にも、パイロットの酸素になる高圧ガスや、給養小隊が使用する油脂類の洗剤なども含まれます。「その中で燃料小隊は、燃料車を使った飛行機への給油がメインの仕事となります」。   航空自衛隊員の仕事 燃料員

 

気温で残量が変化する燃料の怪

航空自衛隊員の仕事 燃料員   もちろん、常に外で飛行機と接しているわけではなく、燃料の発注や受入れ、また各部隊への払出しに関する書類作成など、デスクワークも1日の大半を割く大切な仕事。「燃料は暑いと増えて、寒いと減るという特性があります。例えば、メーター上の数字と実際計ってみると、それ以上減っていたいりします。逆に夏などは、放っておくとどんどん増えていく」。データ上の数値と実際の燃料の残量を照らし合わせる現況調査は、毎日欠かすことができません。「みんなで草刈りをやる時があるのですが、デスクワークから解放されてリフレッシュできる楽しみな時間です」。

航空自衛隊員の仕事 燃料員

給油に際しては「給油した機種・機番・給油した補給量・担当者」を手帳に記入、現況調査に活かされます。

  航空自衛隊員の仕事 燃料員

飛行機の燃料を運ぶ巨大な燃料車。着陸した飛行機の脇にすばやく移動します。


民間会社にはない厳しさとやりがい。

航空自衛隊員の仕事 燃料員   配属されて3年、仕事にも慣れ、ともすると楽なほうへ行こうとする甘えが顔を出すと言います。そんな時思い浮かぶのが先輩の言葉『自らきついことに向かっていけば、顔つき、目つきが変わってくるぞ』。民間警備会社を経験してきた立山士長も、航空自衛隊の組織の大きさや、仕事と生活両面で求められる規律の厳しさには、大きな違いを感じたと言います。「民間警備会社は、やればやるだけお金になりますが、自衛隊は、お金になるから働くという所ではありません。それが必要であるのなら、他人がやりたがらないこと、できないことも積極的にやっていきたい。それが自衛官としてのやりがいだと考えています」。