Interview in September,27,2006
![]() パイロットの後席から冷静に状況を把握し、的確なナビゲーションを行います。 |
「地上での計算や事前準備がすべてと言ってもいい」と、峰松はナビゲーターという仕事について話します。有事においては、相手の位置と状況の把握、さらにミサイル等で攻撃した場合は相手の被害程度を確認するため、それらを偵察して帰るのが航空偵察の任務。ナビゲーターは、地上で偵察目標までの飛行経路の計画を立てRF偵察機に乗り込み、後席から前席のパイロットに対してあらゆる助言を与える大切な役割を担っています。「低高度で飛ぶことが多いので、パイロットは操縦に神経を集中します。後席ではクールな眼で全般を見て、危険を察知しなくてはいけません。事前準備がしっかりできていれば、上空で余裕ができ、周りを見ることができるのです」。 |
毎日の飛行訓練は午前と午後の2回。週に2回は夜間飛行訓練も行われます。訓練空域内の地形・地物を目標にした陸上偵察、海上の船舶等を目標にした洋上偵察、及び敵戦闘機等からの回避を想定した訓練も行われます。地上では20万分の1地形図を睨み、地形の特徴やハンググライダーの飛行空域などの危険箇所を確認しながら、最適な飛行ルートを探し出していきます。飛行訓練前のミーティングで、パイロットとある程度の意思疎通は図れているものの、上空で前席と後席で話が合わなくなることもあるといいます。 |
![]() 峰松が搭乗しているRF偵察機。カメラが3点についており、さまざまな航空写真が撮影可能。 |
「最終的な判断は機長であるパイロットが下しますが、違うと思うことは正直に言います。
お互いが納得できないと、いい方向には向かわないと思います」。上空でのコミュニケーションは会話だけ。ペアを組むパイロットが変われば、当然、コミュニケーション方法や注意を促すポイントも、それに合わせて変えることが必要だと言います。「二人の意思疎通ができれば、2倍3倍の力が発揮できるのですが、それが噛み合わないと半分程度の力になってしまう。できることもできなくなってしまうんです」。
| 偵察航空隊があるのは百里基地のみ。「レベルを高めようと思ったら、自分たちで頑張るしかない。ナアナアになってしまうとおしまいです」。向上心を持つことはもちろん、自分の能力を自分で掴んでおくことが何より大切だと峰松は言います。「自分は何ができて何ができないのか。それを知らないと、みんなが失敗することになります」。当然のことながら、ナビゲーター同士でフライトをすることはない。「他の人が、どういう考えで、どういうナビゲートをしているのかは気になります。それだけに、パイロットから『こいつと乗りたい』と思わせるようなナビゲーターになりたいですね」。 | ![]() |




