4月活動状況
4月25日(水)、2度目となる西空心理療法士集合訓練を実施しました。
空自では、平成22年10月から、「臨床心理士」資格(財団法人日本臨床心理士資格認定協会の認定資格)を有する職員を「心理療法士」との職名で各基地衛生隊(課)に配置しており、西空では5空団(新田原基地)、8空団(築城基地)、西警団(春日基地)の3名の心理療法士が日々、隊員のカウンセリングなどにあたっています。
司令官、副司令官訓話においては、「戦う組織」としての心理療法士への期待や要望が述べられ、西空の一員として大いにモチベーションを喚起されたようです。また、自衛隊福岡病院精神科医官2名を招聘しての講話では、復職支援をめぐる今後の展望などを共有し、医務官付心理幹部を交えたケースカンファレンスでは、空自ならではのテーマについて検討を重ねました。また、准曹士先任からは、西空隊員の勤務状況などについて、人事課からは心理療法士を含めた事務官等の人事管理について教育を受け、組織や隊員の状況について理解を深めました。
半日という短い時程ではありましたが、さまざまな立場の隊員から教育を受けたことで、今後も継続的に連携し、隊員のメンタルヘルスケアに一丸となって取り組んでいこうという意欲がいっそう高まったに違いありません。
司令官訓話「専門家として隊員の心のコントロールのサポートを」 |
真剣な表情で話しを聞く訓練参加者達 |
西部航空方面隊では、コンプライアンスに関する各種施策を推進し、徹底を図るため、本年4月20日までに、航空自衛隊のさきがけとして独自に西空司令部及び隷下部隊にコンプライアンス推進委員会を立ち上げました。
そして4月24日(火)、各部隊委員長等が一同に会して第1回会議が行われました。
会議では、冒頭に廣中西空司令官からコンプライアンスの重要性及び西空としてのコンプライアンス推進の指針が示されました。続く米沢委員長(西空副司令官)からは、具体的なコンプライアンス推進要領について指導が行われるとともに、隷下部隊参加者との活発な意見交換を行い、西空におけるコンプライアンス推進要領についての意思統一を図り、活動を開始しました。
発足後、第1回目の会議 |
司令官訓示 |
会議の様子 |
4月23日(月)午後、西空司令官が東シナ海に浮かぶ離島、福江島分屯基地(第15警戒隊)視察のため来訪されました。
当日は快晴に恵まれ、きらきらと光る海原を越えてCH−47で到着した司令官は、水ア隊長以下全隊員の出迎えを受けた後、栄誉礼、儀じょう、幹部挨拶、状況報告を受け、施設の巡視をされました。
続いて行われた訓示では、「専門家であれ!戦える人であれ!良き社会人であれ!」と厳しい環境下で勤務する隊員の顔を見つめながら、熱く語られました。
その後の懇親会では、司令官が各テーブルを回って隊員と懇談(談笑)し、盛会のうちに終了しました。
懇親会終了後は整列した隊員一人一人と握手され、海に沈む夕日を背に名残を惜しみながら分屯基地を後にされました。
駆け足での視察となりましたが、隊員一同、非常に貴重な時間を過ごすことができました。
(福江島分屯基地広報)
隊員の出迎えを受ける司令官 |
栄誉礼儀仗 |
基地の高台より視察 | 懇親会後、隊員一人一人と握手 |