2月活動状況
1月26日(水)7時31分ごろ、霧島連山新燃岳が52年ぶりに爆発的噴火を起こしました。その後も新燃岳は、断続的に噴火を続け、新田原基地では連日、降灰が確認されています。火山灰を戦闘機が吸い込んだ場合、エンジンを壊してしまう恐れがあるため、新田原基地司令は、西部航空施設隊司令に滑走路等の降灰除去作業の支援を依頼しました。これを受け、西部航空施設隊は第2作業隊を中心に第1作業隊、第3作業隊から合計27名の隊員を派遣し、絶大な機械力をもって昼夜の別なく滑走路等の除灰作業に努め、新田原基地の飛行安全確保に貢献しています。
5空団司令に到着報告 |
器材操作教育 |
編成完結式 |
火山灰除去作業開始 |
創意工夫の除灰器材(軽トラにブロワー2台搭載) |
こちらも作成(トレーラーにコンプレッサ2台搭載) |
西部航空方面隊は、自衛隊地方協力本部(以下、「地本」)に勤務する陸上及び海上自衛隊広報官等52名を対象とした現地研修を2月8日〜9日に第8航空団(築城基地)で行いました。
研修では、自衛官募集業務を第一線で行う陸海自衛隊広報官を対象に、航空自衛隊の特性及び隊員の職域等に関して概況説明及び意見交換会を行いました。特に近年、少子化にともなう受験生の減少が懸念される航空学生募集については、現役の戦闘機パイロットが直接対応し、空の魅力を身振り手振りで熱く語りました。
参加した陸海隊員からは、「資料では得ることのできない貴重な体験ができました。是非、募集現場で活かしていきたい。」との声が多数聞かれました。
23年度の自衛官募集は、4月からいよいよスタートです。詳しくは、自衛隊地方協力本部hpをご覧下さい。
西空人事班長による概況説明 |
戦闘機パイロットの生の声が聞けました |
武装整備員による対艦ミサイルの説明 |
消防車の放水を見学 |
来る3月4日(金)にアクロス福岡で行われる西部航空音楽隊第47回定期演奏会の抽選会を西空司令部で行いました。
抽選は西空司令官、副司令官によって厳正に行われました。今年は例年にも増してたくさんの皆様からご応募をいただき、高い倍率での抽選となりました。
当選された皆様、おめでとうございます。 また残念ながら落選となってしまわれた皆様、申し訳ございません。またのご応募をお待ちしております。
司令官、副司令官による抽選 |
2月5日(土)、芦屋基地において西部航空施設隊の創設50周年記念式典が行われました。
当日は、やや霞があったものの好天に恵まれ、式典には最適の日和でした。式典は西部航空方面隊副司令官をはじめ、芦屋基地司令、第13飛行教育団司令及び歴代隊司令ほか多数のOBの参加を得て盛大に執り行われ、西部航空音楽隊の演奏が花を添えました。式典で披露された記念モニュメントは、西部航空施設隊の今後の活動を見守るべく、西部航空施設隊本部庁舎前に設置されました。
祝辞を述べる副司令官 |
記念モニュメント除幕式 |
記念植樹で土入れをする隊司令 |
西空音楽隊の演奏 |
エンブレムと同じ白虎のモニュメント |
1月24日(月)から活動していました宮崎県知事の要請による陸上自衛隊第8師団所属第43普通科連隊長(宮崎県都城市)に対する「高病原性鳥インフルエンザ感染に伴う災害派遣」は、2月3日(木)の朝8時をもちまして、撤収要請がありました。
同時刻、新田原基地の災害派遣部隊も撤収しました。
今回の災害派遣活動は、宮崎県の児湯郡新富町・高鍋町・川南町と宮崎市高岡町で行いました。新田原基地からの災害派遣活動は、連続10日間行われ、派遣人員延べ171名、派遣車両延べ10両でした。
なお、撤収前日の2月3日(水)には西空司令官が状況確認のため、災害派遣現場を訪れました。
出迎えを受ける災害派遣隊員 |
派遣終了の申告 |
現地で説明を受ける司令官 |
全身を念入りに消毒 |