1月活動状況
本大会は当身技(あてみわざ)の部と試合の部があり、当身技の部へは第5航空団が、試合の部へは西部航空方面隊選抜選手(5空団、8空団、西警団、2高群)が代表として参加しました。
出場10個部隊を予選2個リーグに分け、各予選リーグ1位及び2位による決勝トーナメントで争われました。
選手は昨年10月に行った西部航空方面隊徒手格闘大会終了後、方面隊代表として他部隊や陸上自衛隊等への訓練を通じ、強化を図ってまいりました。
大会結果は、当身技の部、試合の部ともに予選リーグ敗退という残念な結果となってしまいましたが、両部門の代表選手達は持てる力を十二分に発揮して、大会を盛り上げてくれました。次に期待します!(^^)
当身技の部 |
試合の部 |
閉会式で整列する参加選手 |
平成23年1月1日付で新たに昇任した新任の2等空曹に対し、部隊の中堅空曹としての自覚を深めさせるための集合訓練を行いました。
5日間という短い期間の中、西空司令官の訓話を始め、精神教育、服務、防衛学及び教練等の項目など分刻みのスケジュールでした。特に、2日目には野外訓練として、須恵町の岳城山登山を行いました。天気予報では雪となっており、訓練中止が心配されましたが、指揮官が晴れ男?なのか現地は吹雪くこともなく、無事に訓練を実施することが出来ました。
短い期間ではありましたが、今回の訓練で得た成果を十分活かして今後も部隊で活躍してくれることを期待します!!
西空総務部長に訓練の申告 |
寒さ厳しい中での教練 |
23.1.24(月)の朝7時、宮崎県知事より陸上自衛隊第8師団所属の第43普通科連隊長(宮崎県都城市)に対し、宮崎県児湯郡新富町で確認されたニワトリの「鳥インフルエンザ感染に伴う災害派遣要請」がありました。
要請内容は、「鳥の殺処分」「運搬・埋却」「鶏舎の消毒」等です。
同時刻、第8師団長(熊本県熊本市)より災害派遣部隊(計169名)の活動拠点となる新田原基地(宮崎県児湯郡新富町)の第5航空団司令へ、派遣要員の宿泊及び給食等の支援や派遣要員の増援などの協力依頼があり、第5航空団司令は、これを受理しました。
第43普通科連隊の災害派遣部隊は、派遣現場の情報収集を行い、現地指揮所(新富町役場)との段取り等調整を行いました。 翌日の23.1.25(火)から本格的な現場活動を開始しています。
新田原基地は、増援要員(20名)を23.1.26(水)から派遣し、現場活動を開始しています。
5空団司令に申告する派遣隊員 |
派遣を見送る新田原基地の隊員 |
埋却状況 |
陸自宿泊施設を視察する新富町長(中央) |
防衛省として退職自衛官の雇用実績のない企業の皆様を対象にした広報用DVD制作取材が12月7日、航空自衛隊員OBが活躍する職場で行われました。
取材は、退職自衛官の有効性を広くPRすることを目的とし、それぞれの再就職先において勤務姿の撮影並びに退職自衛官及びその上司の方へのインタビューという構成で行われました。企業の皆様への質問では、「元自衛官だなーと、思う瞬間はありますか?」「採用して良かったと思われる点を教えて下さい。」「採用をお考えの企業の皆様へメッセージをお願いします。」などなど企業採用担当者及び就職援護担当官のみならず、これから再就職を迎える隊員も興味を持つような内容でした。
完成(一般公開)は、23年3月下旬を予定しているそうです。是非ご覧になりたいという企業の皆様並びに隊員の方は、このホームページでもご紹介しますので楽しみにしていてください。
九電工教育センターの朝礼の様子 |
教壇に立つ元隊員(九電工) |
空港での撮影の様子 |
手際よく作業にかかる元隊員(空港) |
西部航空方面隊は1月18日、春日市クローバープラザにおいて、西空管内及び沖縄を合わせて17県の自衛隊地方協力本部(「地本」)長並びに陸・海・空自衛隊の援護・募集関係者計47名参加による連絡会議を行いました。
会議は、募集と援護の窓口となる各地本と西空の募集・援護業務の円滑化を図るために開催されました。
はじめに主催者を代表して飯田西空副司令官が挨拶をし、「厳しい募集と雇用環境が続く中での各地本の募集・援護活動へ敬意と感謝」を伝えるとともに「一層の努力と統合的マインドの必要性」を強調しました。
会議では、戦力基盤となる優秀な人材の募集と退職後の生活基盤を確保する就職援護業務について、現状の紹介と活発な意見交換が行われました。特に優秀な人材を要する操縦者要員の募集と空自隊員の就職援護において、各地本と西空が一層協力して施策を推進していくことを確認しました。
会議終了後は中島西空司令官を囲んで懇親会が行われ、各地本長はじめ会議参加者の絆を更に深める機会となりました。
挨拶をする飯田副司令官 |
関係地本部長のみなさん |
平成23年1月6日、7日の2日間で、西空司令官は春日基地の直轄部隊を初度視察しました。
1月6日は第2高射群本部と指揮所運用隊、1月7日には西部航空警戒管制団(西警団)、西部航空方面隊司令部支援飛行隊(西司飛)、西部航空音楽隊を視察しました。
各部隊では主要幹部が玄関前で司令官を出迎え、その後、状況報告、施設巡視を行いました。司令官も終始真剣な(厳しい?)表情で臨み、時折鋭い質問が飛んでいました。多少の緊張感を残し、隊員の労をねぎらいながら各部隊を後にしました。
今後、各航空団やレーダーサイトなど、西部航空方面隊の守りの要である各基地、分屯基地を順次視察する予定です。
2高群指揮所運用隊を視察 |
音楽隊員を前に訓辞をする司令官 |
西警団の合同庁舎に到着 | 西警団での状況報告の様子 |
西司飛の庁舎内を視察 | 西司飛隊長から説明を受ける司令官 |
年末から年始にかけて(12/30〜1/8)、日本海側では大雪に見舞われました。美保基地(鳥取県)も、例年にない豪雪のため基地内の車両通行に支障を来したほか、一部施設への被害も発生ました。そのため、第3輸送航空隊司令(美保基地司令)から西部航空施設隊に除雪支援の要請があり、現在西部航空施設隊が緊急出動しています。
1月8日朝6時、西部航空施設隊は、第1作業隊(芦屋基地)と第3作業隊(芦屋基地)で派遣隊を編成し、基地内道路の除雪作業のため美保基地に向け出発しました。現在、隊員11名、大型重機2台とダンプカー1台が活動中です。
編成完結式 |
基地内大通りの雪はダンプで運びます |
外柵沿いの除雪中 | 積雪は最大80cmでした! |
1月3日17時15分頃、熊本空港を離陸した民間小型機が消息を絶ち、東京空港事
務所長からの要請により、西部航空方面隊は同小型機の捜索救難のため災害派遣を実施しました。
災害発生当時は、夜間及び悪天候のため、航空機による捜索を断念し、陸上自衛隊に協力を依頼して地上からの偵察活動が主体となりましたが、翌朝の日の出とともに、航空機による捜索活動を開始しました。
翌日も悪天候のため、上空から目視の発見には至りませんでしたが、航空自衛隊の救難機により遭難機からと思われる救難信号を受信し、遭難位置の特定に努め、陸上自衛隊、警察及び自治体等と連携して地上からの捜索にあたり、1月4日15時3分頃、陸上自衛隊の隊員が遭難機を発見しました。
この間、日頃の訓練の成果を発揮し、関係部署及び機関との連携を密にして迅速かつ適切な活動を実施しましたが、残念ながら生存者の救助には至りませんでした。被害者のご冥福をお祈り致します。
下は今回の活動の概略図です。
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