11月活動状況
12月3日より始まる日米共同統合演習に先駆けて、西空音楽隊の補助衛生員教育が行われました。日頃、華麗な演奏を皆様に披露している西空音楽隊員ですが、いざという時は補助衛生員として救護活動も行います。その訓練が11月30日(火)、演習準備の一環として音楽隊の演奏場において行われました。
午前中は基礎知識の学習、そして午後からは実際に人を相手とした救急法、応急処置法、傷病者搬送を訓練しました。
すでにベテランの域に達した隊員が教官となり、若い隊員への教育が行われました。8名づつ3つのグループに分かれ、それぞれ教官の指導を受け真剣に取り組みました。
心肺蘇生法は人命に関わる事であり、一分一秒でも早く冷静な行動が必要なため、何度も正確な手順を繰り返し訓練しました。特に傷病者の搬送は、一人ではなくグルーブでの行動が重要な為、リーダーを交代しつつ何度も行いました。
実際にこれらの状況が起きた時、訓練通り出来るのか不安な顔もちらほら見かけましたが、少しでもスムーズに行動出来るよう、今後も定期的な訓練を行っていきます。
なお、各部隊の演習状況については、ホームページ内で紹介して行く予定です。
「状況下に入って真剣にやるように!」 |
「AEDは正確な位置に貼ること!」 |
「ちから加減、テンポに注意。人形と思うなよ」 | 「すぐ解ける結び方は覚えておくと役に立つぞ」 |
次の指示を待ちます | 「リーダーの号令にあわせて」 |
11月28日(日)、盛況のうちに終了した大相撲九州場所において、我が西空音楽隊が千秋楽での演奏を担当しました。
九州場所での演奏は、陸上自衛隊第4師団音楽隊と交代で担当し、表彰式の際の国歌及び得賞歌の演奏、そして優勝パレードの行進演奏を行いました。
横綱白鵬関の優勝が決まり、閉会式の準備に入ると、音楽隊員もしっかり準備に入りました。テレビ中継されるとのことで、いつも以上の緊張感が漂いました。
国技でもある相撲の千秋楽での『君が代』演奏は身の引き締まるものでした。表彰式が終わり、優勝パレードの行進演奏は寒い中ではありましたが、たくさん集まってくださったお客様の歓声の中で演奏できたことは音楽隊員にとっても大きな喜びでした。白鵬関からも声をかけていただきました。
次の九州場所での演奏は2年後です。また、千秋楽閉会式でお会いしましょう!
幕内力士の土俵入り(千秋楽) |
演奏する西空音楽隊 |
身の引き締まる君が代演奏 |
11月20日及び21日に、熊本県山鹿市鹿北町において、「かほくまつり」が盛大に行われました。
「かほくまつり」は鹿北町最大の秋祭りで、地元の農協、商工会、森林組合を始め、地域住民が一体となって作り上げていくお祭です。昭和55年に始まったこの祭りは、今年で31回目を迎えました。
当日は好天に恵まれたこともあり、イベント会場での地域住民手作りの様々なイベントは終始賑わいを見せました。また、自衛隊車両展示コーナーでは、西空隷下の第2高射群第8高射隊から射撃小隊長田中2尉以下9名が参加し、ペトリオット器材、軽装甲機動車、88式鉄帽及び戦闘防弾チョッキを展示しました。
航空自衛隊の所在しない熊本県で、かほくまつり初の航空自衛隊器材展示に地域住民は興味津々のようで、詰めかけた多くの来場者で賑わいました。
展示準備は万全です |
説明担当者も大忙し |
たくさんの人で賑わう会場 | 試着コーナーも大人気 |
装甲車に群がる(?)子供達 | お、重いよ〜(^◇^;) |
11月18日(木)春日基地において、財団法人援護協会福岡支部、自衛隊福岡地方協力本部協催による「平成22年度 任期制隊員合同企業説明会(福岡)」が9年ぶりに開催されました。
今回の説明会での参加企業は、サービス・運輸・建設・卸売り・製造等の県内企業86社で、参加隊員は、ほとんどの隊員が来年3・4月に任期満了し福岡県内へ就職を希望する174名(陸自121名、海自13名、空自40名)でした。
また、当説明会には西部航空方面隊司令官のほか各基地の部隊長も視察に訪れ、各指揮官及び視察者からは、「説明会が自衛隊を退職する任期制隊員の再就職準備において重要な役割を果たしている」との意見がありました。
会場では、任期制隊員が企業の担当者からの説明を真剣に聞く一方、具体的な質問や応答が多く見られました。
西空司令部援護業務課としては、この説明会の結果を参考に各協力企業との連携を密にしながら就職援護活動を行い、隊員の希望に沿った就職援護ができるよう努力してまいります。
出陣前の空自参加隊員(40名) |
事前説明会場(隊員食堂) |
熱気あふれる会場 | 人気企業に大勢の隊員が殺到 |
真剣に企業の説明を聞く隊員 | 司令官も隠密視察 |
西部航空方面隊は、空の祭典「築城航空祭」へ福岡県内の企業の皆様をご案内し、退職自衛官の再就職に向けた援護広報を行いました。
九州で開催される航空祭では、名実ともに最大の入場者数を誇る秋の一大イベント。この日は黄砂の影響が心配されましたが、この日のヒーロー「Blue Impulse」が出番を待つ頃には、空がブルーに変身。編隊が、青空をキャンパスにスモークでハートマークや星を描くと、参加企業様から大きな歓声と拍手がわき起こりました。
※ 今年度の入場者数72,000人(築城基地発表)
約72,000人の大観衆 |
観覧中の招待者の皆様 |
演技開始(ダイヤモンドT/O) | F−15の後部はいつも人気集中! |
大空のキャンパスにビッグハート | 感動の笑みいっぱいの参加者 |
11月13日、春日基地は第51回目の開設記念日を迎えました。
快晴・・とはいきませんでしたが、曇り空ながらまずまずの天気の中、基地太鼓部の威勢のいい太鼓の音でスタートしました。
今年も各レーダーサイトから集まってきた特産物は大人気で、あっという間に売り切れ続出でした。また、音楽隊によるミニコンサートは、いつものホールでのコンサートとはひと味違う歌謡曲のメドレーに観客も大喜びの様子でした。
恒例となった高尾山分屯基地名物のアクロバット(?)チーム「レッドクラブ」は子供達にも大人気。華麗な妙技で開設記念行事に華をそえていました。
記念式典、祝賀会などプログラムもほぼ予定どおり終了し、盛況の内に終了しました。
少々肌寒い中、多数のお客様においでいただき、本当にありがとうございました。
派手さはありませんが、その分毎年アットホームな記念行事です。来年もまた皆様のお越しをお待ちしております(^^)
春日基地太鼓部の迫力ある演技 |
特産品も早い時間に売り切れました |
展示のため着陸したUH−60J | 一糸乱れぬ航空学生のファンシードリル |
高射部隊の機動展示 | たくさんの聴衆が集まりました |
今年も大活躍のレッドクラブ |
11月4〜6日、西部方面総監部が主催する平成22年度三自衛隊統一就職援護広報が、初めて沖縄の地で行われました。
今回は、九州・沖縄において平素から退職自衛官の再就職にご協力を頂いている企業、関心をお持ちの企業から24名の方が、沖縄に所在する陸・海・空の各自衛隊の研修に参加されました。
初日は陸上自衛隊の第15旅団(不発弾処理)、二日目は海上自衛隊第5航空群(P−3C体験搭乗)に続き航空自衛隊の第83航空隊(F−15見学)の研修が行われ、三日目は海軍壕等の戦跡研修でした。
企業の皆様には第一線で国防の任に就く自衛隊の活動を直に見て、自衛官に直に接して、自衛隊への理解を更に深めて頂けたものと思います。今後とも、多くの企業の皆様に隊員を知ってもらう部隊研修の機会を積極的に計画していきます。
自衛官を採用してみたいと思われ部隊研修を希望される企業の皆様、どうぞ西部航空方面隊司令部の援護業務課(092-581-1883)までご一報下さい。
退職自衛官の雇用を通じてわが国の安全保障の一翼を担って頂ければ光栄です。
第15旅団司令部庁舎前で記念撮影 |
P−3Cの説明を受ける参加者 |
P−3C体験搭乗 | F−15のコックピットで記念撮影 |
11月9日から11日までの3日間、芦屋基地において初めての航空総隊消防競技会が行われました。競技会には、西部航空方面隊の2チーム(第5航空団、第8航空団から各1チーム)を含む計10チームが参加しました。
競技は1日目に建物火災対処、2日目は航空機火災対処、そして最終日には救助行程を想定した障害物競走が行われ、1チーム6名が力を合わせて、時間と正確性を競い合いました。
結果は、総合で惜しくも最優秀(3空団)を逃しましたが、8空団(築城基地)が優秀というすばらしい評価を得ました。なお、部門別では5空団(新田原基地)が建物火災で1位という成績でした。
要救助者の搬出(建物火災) |
放水!なかなか力仕事です |
航空機火災!火点へ急行 | 要救助者の搬出(航空機火災) |
防火服を着用しての障害物競走 | 訓練用人形「こうたろう君」の搬送(障害物競走) |