スペシャルコンテンツ

ホーム > スペシャルコンテンツ > 隊員インタビュー > 音楽員

音楽員

INTERVIEW
音楽員

南西航空音楽隊
空士長 佐藤岳志
3等空曹 細川茂人
空士長 斉藤剛史

空士長 佐藤岳志/3等空曹 細川茂人/空士長 斉藤剛史

音楽をこよなく愛する空のアーティストたち。

儀式演奏から市民演奏会まで、その多彩な演奏レパートリーは日々進化し続ける。

入隊の動機は様々だけど、音楽が好きな事が共通点

空士長 斉藤剛史

何よりも音楽を続けたかったから!
斉藤:私は学生時代からずっと吹奏楽を続けていたんですけど、高校を卒業する前に実際何をしていきたいか深く考えたとき「ずっと音楽をやっていたい」と思ったんです。そんな時に他校の音楽の先生から「自衛隊の音楽隊はどうだ?」と薦められたのがきっかけです。さっそく地本の事務官の方に相談してみると、とても積極的にサポートをしてくださり、その後、説明会を受けて入隊し、今の状況になりました。
担当楽器:チューバ

空士長 佐藤岳志

大学の先輩が入隊していた航空自衛隊の音楽隊へ!
佐藤:私の入隊のきっかけは、音楽大学に自衛隊の方が来て音楽隊の説明を行ったときに、コントラバス担当の説明会が、陸上の北海道と航空自衛隊であると聞いたことでした。私は寒いところが苦手で、大学の先輩が航空自衛隊の音楽隊に入隊していたということもあってこちらを選びました。
担当楽器:コントラバス・エレキベース

3等空曹 細川茂人

父親の影響で入隊。
そして高校時代の音楽経験がきっかけで音楽隊に!
細川 :父親が自衛官だったので、とりあえず自衛隊を志望・・・なんです。音楽隊のことはあまり考えてなかったんですが、初めて行った熊谷にある教育隊の区隊長から、「お前、ラッパ吹いとったんやったら、説明会に行ってこい」と言われて行ったことが始まりです。任地については、地元の石川県に行きたかったんですが、沖縄に来て現在に至る・・・ということになります。
担当楽器:トロンボーン

音楽隊への入隊は難関・高倍率!
音楽員の採用は年に1回だけ。空きの出た担当楽器のみの募集だという。
そしてその採用倍率はなんと1つの楽器担当につき10~20倍!

一日の業務はもちろん音楽だけじゃない。

給養業務と音楽隊業務との2つの業務をこなす日々
斉藤 : 私は給養という付加業務を持っていまして、音楽隊員の朝昼晩のご飯を「何名食べます。この人食べます。」というのをパソコンで打って提出する業務を行い、給養小隊に提出、そこから訓練が始まります。訓練は個人練習だったり合奏訓練だったりで、合奏で自分が出来なったところを見つけてまた個人練習に戻ったりと、午後3時頃まで行います。その後は、自衛官ですから体力練成という意味で自主的に走ったり、筋力トレーニングなどを行ったりしております。

付加業務は訓練スケジュールの組立て管理
細川 :僕が付加業務として行っているのは、訓練をどうするかっていう訓練スケジュールを立てる業務なんです。まず月間スケジュールを概ね組み立て、週間を作り、その中で1日のスケジュールを組み立てて、訓練係長、演奏班長、隊長までお伺いを立てた上で、朝8:00の朝礼のときにみんなに1日のスケジュールを発表する。それによってみんなのスケジュールが動いていくんです。毎日17:00には業務は終わるんですが、独身のときは個人練習を24:00頃まで行なっていたりしました。

入隊間もない新入生。訓練と雑務をとにかく一生懸命に!
佐藤:私は昨年度入隊した新人なので、朝7:00頃に出勤し雑用を片付けます。そして8:00の朝礼が終わったら音楽隊営内者の外出の手続き等、いろいろな雑務をこなします。そのあと、私は楽譜係の補佐に付かせていただいているので、楽譜係に仕事の有無を確認。もし無ければ個人練習のスケジュールで合奏場で練習をしています。

普通の音楽隊と航空自衛隊音楽隊の違いは?
那覇の南西航空音楽隊は他の音楽隊に比べ人数が限られた少数精鋭の部隊。 儀式演奏から広報活動での演奏会まで、クラシックはもちろんポップス、ジャズ、そして演歌までを本職でない楽器の演奏をそれぞれ補い合いながら演奏するスペシャリストの集まりである。

仕事へのこだわり

仕事へのこだわり

斉藤 :何事にも全力でというのがモットーです。今度このバンドをバックにソロを吹かせていただくんですけど、自分にソロ曲を与えていただいたことに対しての「ありがとう」の気持ちと、「その期待以上に応えたい」想いがあり、お客様にこのバンドの良さやチューバの魅力が少しでも伝わればいいなと思っています。そして、分からない事は分かる人に聞く。分からない事を日々少しでも無くしていく。そういうことが日々全力で頑張っているということなんじゃないかなって思っています。

細川: 精神力を高めるというか、ずっと維持しているというか、いつでも高いテンションで。音楽的にも自衛隊で任務していく上でも精神力をいつでも高く維持し、モチベーション高く仕事をするということです。具体的にはやっぱりまず「声を大きく!」そして、楽器を吹くためにはいっぱい息を吸う訓練をしたり・・・あとは笑うこと。

佐藤 :ベースを担当しているので、リズムとハーモニーの一番土台の部分で、みんなが安心して演奏できるベースを弾けるようになることを目指して練習、演奏をしています。

グルーヴ感とお客様との一体感こそが音楽隊の喜び!

斉藤: 僕らだけが演奏していても、お客様がいなければ意味が無いので、お客様に音楽を通してこの音楽隊を分かってもらう。プラスいろんなジャンルの 音楽のよさ、それに共感していただく。老人ホームなどで自分たちの演奏を聞いて泣いてくださっている 方々を見ると、生きてて良かったな、音楽隊に入って良かったなってすごく思います。

細川: 例えば、幼稚園や老人ホームなどで、僕らの演奏で踊ってくれたり歌ってくれたり、高齢者の方が 昔の懐メロなどでボロボロっと涙していらっしゃるのを見ると、吹きながら感無量になっちゃいます。 やっぱり音楽隊っていいなと思います。

佐藤: 音楽を仕事にできるっていうのが一番なんですけど、エレキベースを弾いていて、何かグルーヴがこう、マッチした瞬間、「あー音楽っていいな!」と思うんです。

選曲はどのようにしている?
基本的には演奏会の時間や客層、どんな方がいらっしゃるのかを楽譜係で話し合い選曲がなされる。子供が多い場合はアニメソングを多めに、年配の方が多ければ演歌を多めにと、聞く人に合わせた選曲が行われている。だからこそ幅広いレパートリーを限られた人数で演奏することができるのである。

グルーヴ感とお客様との一体感こそが音楽隊の喜び!

今後の目標、音楽隊を目指す方々へのメッセージ

空士長 斉藤剛史

自衛官として音楽隊員として挑戦を続けたい
斉藤:もう4年目ですが自衛隊のことを、もっとしっかりと分かっていきたいし、音楽的にも音楽隊員としていろんな行事などに関わって、「音楽隊員も自衛官なんだよ」と見ていただけるようになっていきたいと思っています。

空士長 斉藤剛史

目標は先輩越え
佐藤:私の場合は、せっかくこのビッグバンドっていうジャズに適した編成のバンドにいるので、ここで出来る限り多く、ジャズやフュージョンのエレキベースの奏法や、アドリブをマスターしたいと思っています。そして体力も向上して、目標とする細川3曹を越えたいなと・・・

3等空曹 細川茂人

父親として、音楽隊員として、自衛官として・・・
細川 :父親、音楽隊員、自衛官としてバランスのとれた人間になりたいと思っています。守っていかなきゃいけないことは、自衛隊も家庭も一緒なんだと。そうしていかなきゃっていうのが自分の中で一番の支えになっています。

これから音楽員を目指す方々へ
細川 :この仕事は音楽隊以前に自衛官であるっていうことを認識しないと務まらない職務だと思っています。僕も昔はそうだったんですが、日本の国土と国民及び国民の財産を守る自衛官という事を先ず第一に考え入隊してほしいと思います。

父親として、音楽隊員として、自衛官として・・・

| 防衛省 | 統合幕僚監部 | 陸上自衛隊 | 海上自衛隊 |