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ヘリコプター整備員

INTERVIEW
ヘリコプター整備員

入間基地
航空救難団飛行群
入間ヘリコプター空輸隊整備小隊
士長 松尾謙三

士長 松尾謙三

ヘリコプター整備のスペシャリスト

災害派遣や物資・人員空輸など、滑走路のない不整備な場所への輸送に欠かせないヘリコプター。その機体の隅々までをチャックし、いつでも飛び立てるよう面倒を見るのがヘリコプター整備員です。ある時はロータリーヘッド近くまでよじ登り、またある時は機体の下に潜り込む。その姿にはヘリコプターへの強い愛情を感じます。

Interview in September,22,2006

扱うのは、ヘリコプターのエースCH-47J

扱うのは、ヘリコプターのエースCH-47J

ヘリコプターの中でも貨物部分が大きいCH-47Jは、様々な航空輸送の他、一般向けの体験搭乗といった広報活動、さらには山火事の消火など、幅広い活躍が求められています。「そんなCH-47Jのエンジン、油圧、計器電気以外の全般整備、誘導、牽引、燃料補給、格納など行うのが私たちの仕事です」と語る松尾士長。もともと機械いじりが好きで、高校卒業後は電気工事士になるための職業訓練学校に進学。一度は就職したものの退職し、自衛官の友人に奨められ航空自衛隊に入隊しました。「最初はなかなか機体に触ることができませんでした」という彼も、次第に整備員としての腕を上げ、「中越地震の際は1週間ほど現地に乗り込みました」と、仕事への手応えを掴んでいます。

膨大なパーツ類に悪戦苦闘

膨大なパーツ類に悪戦苦闘

通常任務や訓練飛行などでフライト時間がずれることもあるので、予定していた時刻よりも早く戻ってきた場合など、「何機か重なってしまい、対応に追われることもあります」。また、ヘリコプター整備員の仕事には、飛行前後の点検の他、部品交換もあります。突発的な故障などがない限り、飛行時間に応じて“次はこの部品を交換する”ということが決められており、「その場合は、あらかじめ整備要領を読んで準備しておくようにしています」。整備関連だけでも、何十冊もの分厚い冊子。交換するパーツは細かい部品もあれば、あらかじめ幾つかの部品を組み上げセットにしたものなど多種多様。「とにかく覚えなければならないことが多くて…。でもその分知識欲は満たされます」と苦笑いします。1日のフライトが終了するとヘリコプターに異常がないか点検し格納します。「整備員の仕事には航空機部品の請求、消耗品の管理、整備記録の記入、整備計画の作成、整備機材の維持管理など直接航空機に触れない仕事も沢山あります」。

<p class="fl">給油した機種・機番・給油した補給量・担当者を手帳に記入

ヘリコプターの隅々までをチェック

ヘリコプターの隅々までをチェックし、いつでも飛び立てるよう整備します。

食べ物の好き嫌いまで把握する仲間意識

食べ物の好き嫌いまで把握する仲間意識

整備をするときは、基本的に一人で作業はしません。任務遂行時には全員の力が必要です。それだけに「団結が大切な組織です」と松尾士長。「性格や食べ物の好き嫌いまで把握するようにしています。最初に勤めていた会社では、人間関係が薄かった。航空自衛隊では『ご飯食べたか』とか、どうでもいいような細かいところまで気に掛けてくれます」。そんな彼も、今は後輩がいる立場。「同じようなことをやるのですが、自分の仕事をこなしながら、周りにも気を配るというのはなかなか大変だと感じます」。これからの目標を、「何事も常に前進という気持ちで後輩を自分以上の人材にし、自分の能力を更に高めていきたいと考えています」と、熱く語っていました。

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