消防員
INTERVIEW
消防員
入間基地
基地業務群施設隊消防小隊
2等空曹 迫中洋介

Interview in September,27,2006
目の当たりにした火災現場で見つけた、将来の姿

迫中2曹の消防への思い入れは、並々ならないものがあります。その出発点は、中学の時、父親が勤めていた工場で起きた火災。「その時、仕事とはいえ、赤の他人といえる人たちを助けるために炎の中で活動する消防士の姿を見て、憧れを抱くようになった」と振り帰ります。大学を1年で中退、公務員専門学校に通いながら"憧れ"への階段を上ってきました。最終的には消防庁と航空自衛隊のどちらを選ぶかということに。決め手は『航空自衛隊にも消防がある』という広報官のひとこと。「ゆくゆくは地元に戻りたいという気持ちがあり、出身地の九州にも基地がある航空自衛隊を選ぶことにしました」。入隊してから8年、その間、所属航空機の墜落や倉庫の大規模火災など、様々な経験をしてきた迫中2曹。「そのような現場に立ち会うことがなく退職される方も沢山いらっしゃいます。本当はあってはいけないことなのですが、その経験が自分の知識や技量の向上にはプラスになった」と言います。
厳しい訓練を乗り越えたからこそ得られるもの

消防員の仕事は、車輌整備・デスクワーク・滑走路でのスタンバイ・訓練などがあり、その日1日のメニューを分隊長が振り分けます。また、月に1回は他部隊と共同で、実際の航空機を使った実践さながらの救出訓練も。体力には自信があった迫中2曹も、入隊間もない頃の訓練はさすがに辛かったと言います。「それを乗り越えられたのは、やはり仲間の存在。ひとりではなく、同じ苦労を背負っている存在があると励みになります。そして、辛さを共有したからこその連帯感も生まれる。今、後輩たちはその苦労の真只中にいて、『今すぐ辞めたい』と言っています(笑)。そんな彼らを何とか踏ん張らせ、引っ張り上げていく、それが同じ苦労を乗り越えてきた者の使命だと考えています」。

航空機専用の超大型化学消防車。7~80m先のターゲットへスピーディに放水可能。放水量は通常の消防車の3倍。また車輌の下からも散水し、火災現場を走行することができます。

完全防護衣での放水訓練では、酸欠で倒れる隊員も。

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