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自衛官採用情報

プロフェッショナルが集う航空自衛隊

航空自衛隊は、プロフェッショナルの集団といわれます。なぜなら、高度に専門化された職人とも言える隊員がその職務を全うすることによって、航空自衛隊全般の任務を遂行することが可能となるからです。例えば、航空機1機を大空に飛ばすためには操縦士のみならず、整備、管制、飛行管理、レーダー、通信、燃料、給養、会計、衛生等に関わる者がいなくてはなりません。もちろんこの他にも多くの職種の隊員が支えています。それぞれの職種において高度な専門知識・技能を持つ隊員がいるからこそ「飛行機を安全に飛ばすことができる。」と私たちは考えます。

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採用担当者からのメッセージ

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     航空幕僚監部人事計画課募集班
     3等空佐 西澤 隆信




◇皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

今年も航空学生の募集受付を開始(*)しました。昨年に続き採用担当者からのメッセージを更新させていただきます。初めてこの記事を見られる方もいらっしゃるかと思いますので簡単に自己紹介をします。私は、航空幕僚監部人事教育部人事計画課募集班で航空学生及び技術航空幹部の採用を担当している西澤(にしざわ)3佐(山口県出身)と申します。よろしくお願い致します。

私は、高校卒業後、曹候補士(当時)として航空自衛隊へ入隊し、約10年間、航空機整備員として勤務した後、部内の選抜試験により幹部自衛官に任官し、航空機整備幹部となりました。現在は、縁あって航空学生等の採用担当者として勤務しています。さて、今回は、パイロットになるための一つの手段として航空自衛隊にある「航空学生」という採用種目について紹介させていただきたいと思います。

*受付期間:29.7.1(土)~29.9.8(金)

◇初飛行は、3次試験!

パイロットを目指す皆さんの中には子供のころからずっと大空を飛ぶ夢を持っている方も大勢いらっしゃると思います。その夢を実現したいと思う方は是非、航空学生を受験してみてはいかがでしょうか。航空自衛隊の航空学生採用試験では3次試験でT-7という航空機に複数回、同乗し飛行適性の検査を受けます。全国2会場(航空自衛隊防府北基地(山口県防府市))と(航空自衛隊静浜基地(静岡県焼津市))で行われるこの飛行適性の検査は、実際にパイロットと共に航空機に同乗して受験するという採用試験としては珍しいものです。

1次試験、2次試験に合格し、全国から集った受験生は、この3次試験を約1週間にわたって全力でトライします。面接等もありますが、基地に到着後、飛行服(パイロットスーツ)を貸与され、朝から晩まで他の受験者と共に過ごし、皆が同じ釜の飯を食べ、入浴、就寝等、全ての生活を基地の中で過ごすため自然に団結感が生まれます。受験者達は、たった約一週間であっても、同期の絆やパイロットの気分を味わう事が出来るでしょう。

◇目が悪いとパイロットになれない?

私が入隊した当時の航空身体検査基準では、私の視力(裸眼0.1)では、合格基準を満たしておらず受験する前に諦めるほかありませんでした。しかし、平成28年4月1日から遠距離裸眼視力基準が改正、0.1まで緩和されました。(詳しくは募集要項等を御確認下さい。)

改正前は、この視力の合格基準を満たすことが困難なため受験することさえ出来なかった人達が多かったことを思えば、これは大きなチャンスです。目が悪いとパイロットにはなれないと思われている方が多いと思いますが、様々な採用基準の改正が行われていることも知っていただきたいと思います。また、自衛隊入隊後に21歳以上で要件を満たせば角膜矯正手術(レーシック等)も施すことが可能になりましたが、入隊前に角膜矯正手術(レーシック等)を受けてしまうと不合格となりますので御注意ください。

◇パイロットとしての国家資格は取得できる?

基本操縦課程修了時に国家資格である固定翼の事業用操縦士の資格を試験により取得することができます。また、その後、回転翼(ヘリコプター)パイロットに進む者は、救難操縦課程において、試験により回転翼の事業用操縦士の資格も取得することができます。また、平成26年度からは自衛隊パイロットの民間における活用(いわゆる割愛)が再開されたので、自衛隊の任務に支障のない範囲内で、在隊中の希望者の中から選考され、民間のエアライン等に再就職することもあります。

◇パイロットって、男性だけ?

航空自衛隊では、平成5年度から女性の航空学生に門戸を開き、昨年度においては航空自衛隊航空学生の女性志願者数は約280名、このうち8名が最終合格を果たしました。これは女性の航空学生採用の歴史の中で志願者数、最終合格者数共に過去最高値です。

現在、航空自衛隊でも政府の進める男女共同参画等を積極的に推進しており、今後ますます女性が様々な分野で活躍する機会が増えることとなるでしょう。航空自衛隊では既に、平成27年度から航空学生等の募集種目で男性、女性各々の採用人数枠を撤廃し、男女共通の採用枠としました。すなわち、これまで若干名という大変狭き門であった航空学生の女性の採用枠がなくなり、男女を問わず能力、適性及び意欲のある方が採用されることとなりました。現在、航空自衛隊において、輸送機及び救難機の女性パイロットが国内・国外の幅広い任務で活躍しています(参照:航空自衛隊ホームページをご覧ください: http://www.mod.go.jp/asdf/about/ge_wlb/f_pilot)。また、その他の女性隊員の活躍状況についても「空女」というパンフレットを通じて紹介しています。(参照:航空自衛隊ホームページをご覧ください:http://www.mod.go.jp/asdf/about/ge_wlb/images/SORAJYO)。

更に平成27年11月、航空自衛隊は女性自衛官の戦闘機等への配置制限を解除しました。これにより、これまで男性だけであった戦闘機パイロットへの道も、能力、適性及び意欲を有する女性が夢をかなえることが可能になりました。世界各国では女性の戦闘機パイロットが活躍しており、日本でも来年度以降、航空自衛隊で初の女性戦闘機パイロットが誕生する見込みです。将来的には、ブルーインパルスに搭乗する女性パイロットも登場する時代が来る事も、充分に期待できるでしょう。(ブルーインパルスの編成メンバーの大部分は航空学生出身者です。自衛官募集CMに出ているパイロットも航空学生出身者です。(参照:自衛官募集ホームページをご覧ください:http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/cm/)。さらに、仕事と育児等を両立して活躍できるための環境の整備も進められており、平成28年4月から、航空自衛隊初の庁内託児施設「キッズスカイ入間」が入間基地(埼玉県狭山市)にオープンしました。その他、出産、育児、介護等に伴う休暇や休業制度も充実しており、男性も女性も、仕事と家庭を両立できるよう勤務環境を整備しています。 (参照:航空自衛隊ホームページをご覧ください: http://www.mod.go.jp/asdf/about/ge_wlb/balance_support/kids_sky/)。出産、育児等に伴う休暇や休業制度)航空自衛隊は男性も女性も活躍出来るフィールドが沢山あることが分かると思います。

◇チャンスは今しかない!!!まずは採用試験に挑戦を!

航空自衛隊航空学生の応募資格は18歳以上21歳未満で高等学校等(細部は募集要綱をご確認ください。)を卒業(卒業見込みの方を含む)していれば受験できます。つまり18歳の志願者が毎年受験する場合、受験のチャンスは最大3回のみです。学科試験が難しいと思われがちですが、試験内容は一般的な高校教科書で学習する基礎的な内容であり、特段有利となる学部等もありません。航空学生の試験は学科試験、適性検査、身体検査、面接等がありますが、1要素のみでは判定しません。採用担当者として声を大にしてお伝えしたいのは、これらがバランス良く基準に達していることが合格の条件です。従って、学科試験に自信がない方でも、その他の試験科目を含めて一定の基準を満たしていれば十分に合格のチャンスがあります。航空学生は自衛官候補生や曹候補生に比較し昇任が早く、航空学生課程(約2年)を卒業した時点で3等空曹(空曹へ)に昇任します。また、飛行幹部候補生として順調に進めば、その後約4年で3等空尉(幹部自衛官へ)に任官します。このように、航空学生は高校等卒業で受験可能な幹部候補生採用制度(ほとんどの国が、パイロットになるためには大学卒業者を採用しています。)でもあり、最大の魅力として「最も早く、若く、そして長くパイロットとして活躍できる」ことです。この貴重なチャンスを逃さないようにしていただきたいと思います。また、採用試験の志願票記入においては、志願区分として「第1希望」又は「第2希望」、「海上」又は「航空」を選択することになります。間違えることのないよう募集要項の「記入上の注意」を、よく御確認の上で記入してください。

◇最後に

航空学生を志願する多くの皆さんは、少年時代から大空へのあこがれを持っておられると思います。現職でパイロットとして活躍している航空自衛隊の隊員も映画、テレビ等の世界のヒーローと自分を重ね合わせてみたり、幼い頃に御両親等に連れられて見物した航空ショーがきっかけだったり、あるいは家族にパイロットやその経験者がいたりと、志すこととなった理由は様々です。しかし、最終的には誰もが自衛隊のパイロットとしての使命感を胸に、大空に羽ばたいています。決して平坦な道のりではありませんが、私の周囲にいるパイロット達は皆、「自分で航空機を操縦できた日のことは、一人前のパイロットとなっても記憶から消えることはない。」と言っています。そして、その当時の教官への感謝、仲間との固い絆・・・それらが一人ひとりの支えとなって、任務を託す翼とともに大空へ飛び出していくのです。

是非、大空を自らの手で飛ぶ夢にチャレンジし、パイロットの証であるウイングマークを目指して欲しいと思います。採用担当者として皆さんの受験を心待ちにしています。