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自衛官採用情報

プロフェッショナルが集う航空自衛隊

航空自衛隊は、プロフェッショナルの集団といわれます。なぜなら、高度に専門化された職人とも言える隊員がその職務を全うすることによって、航空自衛隊全般の任務を遂行することが可能となるからです。例えば、航空機1機を大空に飛ばすためには操縦士のみならず、整備、管制、飛行管理、レーダー、通信、燃料、給養、会計、衛生等に関わる者がいなくてはなりません。もちろんこの他にも多くの職種の隊員が支えています。それぞれの職種において高度な専門知識・技能を持つ隊員がいるからこそ「飛行機を安全に飛ばすことができる。」と私たちは考えます。

■平成27年度自衛官募集のCMを公開しています。

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採用担当者からのメッセージ

航空幕僚監部人事計画課募集班
     航空幕僚監部人事計画課募集班 3等空佐 西澤 隆信




◇はじめまして
皆さん、こんにちは。私は、航空幕僚監部人事教育部人事計画課募集班で航空学生及び技術航空幹部の採用を担当している西澤(にしざわ)3佐(山口県出身)と申します。よろしくお願い致します。

私は、高校卒業後、曹候補士(当時)として航空自衛隊へ入隊し、約10年間、航空機整備員として勤務した後、部内の選抜試験により幹部自衛官に任官し、航空機整備幹部となりました。現在は、縁あって航空学生の採用担当者として勤務しています。さて、今回は、誰もが一度は憧れたことがあると思われるパイロットになるための一つの手段として航空自衛隊にある航空学生という制度について紹介させていただきたいと思います。

◇パイロットを目指す皆さんへ
皆さんの中には子供のころから大空を飛ぶ夢を持っていた方も大勢いらっしゃると思います。その夢を実現してみたいと思う方は是非、航空学生を受験してみてはいかがでしょうか。

航空学生とは、高校卒業で受験可能なパイロット養成のための採用制度です。世界でも珍しいこの制度は昭和30年から始まり、今年で61年になります。(ほとんどの国が、パイロットになるためには大学卒業者を採用しています。)

最大の魅力として「最も早く、若く、そして長くパイロットとして活躍できる」ことです。この航空学生という制度を知らずに受験の機会を逃がしてしまったという方も一部には、いらっしゃると聞き及んでいます。まずは、皆様に「航空学生(制度)」について広く知っていただければと思い今回、採用担当者として筆をとらせていただきます。

◇目が悪いとパイロットになれない?
私が入隊した当時の航空身体検査基準では、私の視力(裸眼0.1)では、合格基準を満たしておらず受験する前に諦めるほかありませんでした。しかし、平成28年4月1日から遠距離裸眼視力基準も改正され0.1まで緩和されました。(詳しくは募集要項等を御確認下さい。)

当時、この視力の合格基準を満たすことが困難なため受験することさえ出来なかった人達が多い中、これは大きなチャンスです。また、自衛隊入隊後に21歳以上で要件を満たせば角膜矯正手術(レーシック等)も施すことが可能になりました。目が悪いとパイロットにはなれないと思われている方が多いと思いますが、医学の進歩に伴い色々な採用基準の改正が行われていることも知っていただきたいと思います。

◇女性にとっては狭き門?
平成27年11月、航空自衛隊は女性自衛官の戦闘機等への配置制限を解除しました。これにより、これまで男性だけであった戦闘機パイロットへの道も、能力、適性及び意欲を有する女性には夢をかなえることが可能になりました。世界各国でも女性の戦闘機パイロットも活躍しており、日本でも、将来的には、音よりも早い超音速(マッハ)で飛ぶ戦闘機に搭乗する女性パイロットも生まれ、ブルーインパルスに搭乗する女性パイロットも登場する時代が来るかもしれません(ブルーインパルスの編成メンバーの大部分は航空学生出身者です)。夢は広がるばかりですね。

現在、航空自衛隊でも国の進める男女共同参画等を積極的に推進しており、ますます女性が様々な世界で活躍する機会が増えることとなるでしょう。航空自衛隊は平成27年度から航空学生等の募集種目で女性枠を撤廃し、男女共通の採用枠としました。すなわち、これまで若干名という大変狭き門であった航空学生の女性の採用枠がなくなり、男女を問わず能力、適性及び意欲のある方が採用されることとなりました。現在でも、航空自衛隊において、輸送機及び救難機の女性パイロットが国内・国外の幅広い任務で活躍しています(参照:航空自衛隊ホームページをご覧ください:http://www.mod.go.jp/asdf/about/ge_wlb/f_pilot/

さらに特筆すべき点は、仕事と育児等を両立して活躍できるための環境の整備も進められており、28年4月から、航空自衛隊初の庁内託児施設「キッズスカイ入間」が埼玉県の入間基地にオープンしました。その他、出産、育児等に伴う休暇や休業制度も充実しており、男性も女性も、仕事と家庭を両立できるよう勤務環境を整備しています。

余談ですが、私の前配置は航空教育隊で女性自衛官候補生等の教官でした。約2年間、彼女達に「明るく楽しく」をモットーに教え育てて参りましたが、近年の女性入隊者の素養の高さ、表現力、行動力等には目を見張るものがあることを肌で知っています。彼女達の中にも航空学生の受験資格を有する者がいるため、このホームページを見て受験する気持ちになってくれれば嬉しいと思います。

◇チャンスは今しかない!!!
航空学生の応募資格は18歳以上21歳未満で高等学校等(細部は募集要綱をご確認ください。)を卒業(卒業見込みの方を含む)していれば受験できます。つまり受験のチャンスは最大3回のみです。学科試験が難しいと思われがちですが、試験内容は一般的な高校教科書で学習する基礎的な内容であり、特段有利となる学部等もありません。事実、合格者の出身高校は工業高校、商業高校、農業高校、高等専門学校などさまざまで、これまで高等学校卒業程度認定試験合格者等も合格しています。航空学生の試験は学科試験、適性検査、身体検査、面接等がありますが、1要素のみでは判定しません。採用担当者として声を大にしてお伝えしたいのは、これらがバランス良く基準に達していることが合格の条件です。従って、学科試験に自信がない方でも、その他の試験科目を含めて一定の基準を満たしていれば十分に合格のチャンスがあります。航空学生は自衛官候補生や曹候補生に比較し昇任が早く航空学生課程を卒業した時点(約2年)で3等空曹(空曹へ)に昇任します。また、飛行幹部候補生として順調に進めばその後約4年で3等空尉(幹部自衛官へ)に任官します。このように、航空学生は高校等卒業で受験可能な幹部候補生採用制度でもあり、前述したとおり世界でも珍しく、この貴重なチャンスを逃さないようにしていただきたいと思います。
(平成28年度の願書受付は7月1日からです。)

◇最後に
私は航空機整備幹部ですが、整備試験飛行や体験搭乗等のため戦闘機等の搭乗経験が複数回あり、音よりも早い超音速(マッハ)での飛行、編隊での離陸、離陸直後のハイレートクライム(急上昇)等、たくさんの飛行を経験しました。後席に搭乗していても、地上の風景が一瞬にして、大空へと変わる景色、そしてエンジンの推力によって押されるような、ジェットコースターとは比べ物にならないほど高揚するあの感覚は忘れようがありません。パイロットへの道は決して平坦な道のりではありませんが、私の周囲にいるパイロット達は皆、「自分の力で航空機を操縦できた日のことは、記憶から消えることはない。」と言っています。それほど人間が空を飛ぶという事は人類の悲願であり、夢だったのではないでしょうか?現在では、空を見れば当たり前のように多数の航空機が飛んでいますが、人類が有人動力飛行に世界で初めて成功したのは1903年(ライト兄弟)であり、まだたった113年しか経過していません。

是非、大空を自らの手で自由に飛ぶ夢にチャレンジし、パイロットの証であるウイングマークを目指して欲しいと切に願うと共に、採用担当者として皆さんの受験を心待ちにしています。

●採用担当者からのメッセージ(アーカイブ)●