1 新機種導入の必要性
  航空自衛隊の戦闘機部隊は、F−4飛行隊が2個、F−15飛行隊が7個、F−2飛行隊が3個の計12個飛行隊、定数約260機の戦闘機によって構成されています。これらの戦闘機部隊のうち、F−4戦闘機の2個飛行隊については、F−4戦闘機の減勢が始まっており、近い将来、2個飛行隊を維持していくことは困難な状況にあります。
  航空自衛隊が我が国の防空等の任務を将来にわたって着実に遂行していくためには、12個飛行隊及び戦闘機約260機の体制を維持するだけでなく、航空自衛隊の他の装備品と連動して相乗効果を発揮できるような能力の高い次期戦闘機を導入することにより、その総合的な防空能力の向上に努めていくことが不可欠であり、新機種の導入が決定されました。

2 機種選定について
(1)我が国周辺地域において軍事力の近代化が進む中

  @ステルス性や状況認識能力といった点に優れた高性能戦闘機の出現

  Aステルス性に優れた巡航ミサイルの増加

  B戦闘機、空中警戒管制機、空中給油機、地対空ミサイル等が一体となって行われるネットワーク型戦闘の進展

 といった状況に対処することができる防空等の体制を整備することが喫緊の課題となっています。よって、次期戦闘機には、高性能戦闘機に有効に対処し得るとともに、巡航ミサイル対処能力を備え、またそれらを構成要素とするネットワーク型戦闘においても実効的に遂行する能力が必要となります。


(2)平成23年4月13日に次期戦闘機取得に係る提案要求書が発出され、締切り日である平成23年9月26日までに米国政府からF/A−18E及びF−35A、英国政府からタイフーンを提案機種とする提案書を受領しました。選定については、「性能」、「経費」、「国内企業参画」、「後方支援」等を評価し、最高点を獲得したF−35Aが次期戦闘機として選定されました。

3 配備基地の選定について
飛行隊施設の近傍に教育訓練施設が建設可能であること、最新鋭の戦闘機であるF- 35Aを保全するための厳重な措置が確保できること等を踏まえ、三沢基地に配備することが決定されました。

製作設計 ロッキード・マーチン

・全幅 10.7m

・全長 15.6m

・全高 4.4m

・推力 43,000lbs×1発

・最大速度 マッハ約1.6

1 整備、教育施設の整備
  三沢基地においては、F−35Aの配備準備として、教育訓練用施設の新設のほか、関連施設等の改修を行っています。

2 F−35Aに係る要員の養成
  平成28年度より、米国委託教育により、部隊建設等に必要な操縦者及び整備員等を養成しています。また、米国委託教育により養成した要員をもって国内での機種転換教育の準備を行い、整備員等については平成29年度から、操縦者については30年度から、国内での課程教育において要員を養成していく予定となっています。

初フライトに臨む操縦士

初フライトを激励する整備員たち

 

 安全保障会議(平成23年12月20日)において、航空自衛隊の現用戦闘機の減耗を補充し、その近代化を図るための次期戦闘機については、平成24年度以降、F−35A 42機を取得することが決定されました。
 現在のところ、平成29年度に臨時の飛行隊を新設、1機目が配備され、運用試験等を進める予定です。その後、平成30年度に1個目の飛行隊を新設し、平成32年度に2個目の飛行隊を新設することとしています。 

 また、現在三沢基地に配備されているF−2飛行隊は、平成32年度(予定)に百里基地に移動予定です。

戦闘機部隊などの体制移行図(出典:平成28年版 日本の防衛 防衛白書)

・平成29年3月17日(金)

 F−35シンポジウムへの参加について

・平成29年2月7日(火)

 F−35Aの航空自衛隊員による初飛行について

・平成28年11月28日(月)

 F−35A初号機米空軍ルーク基地到着について

・平成28年9月23日(金)

 航空自衛隊向けF−35A初号機のロールアウト式典について

(リンクをクリックすると航空自衛隊ホームページにアクセスします。) 

 









(C)Copyright 2008 MISAWA AIR BASE / Japan Air Self-Defense Force / All rights reserved.