IRUMA AIR BASE 航空自衛隊 入間基地 TOP
ABOUT IRUMA SPECIAL FEATURE ACCESS CONTACT LINKS


U−125は、飛行点検隊に配備されている飛行点検機の1機種である。飛行点検機とは、全国に点在する陸・海・空、各自衛隊が管理する航空保安無線施設等の飛行点検を行うための専用機で、施設等の作動状況を上空から測定する航空機をいう。このU−125の機体に装備されている計器類から得る情報は、安全運航を確保するうえで、極めて重要である。それらの計器類の整備を担当しているのが安達3曹だ。

U−125は、75時間飛行するごとに定時飛行後点検(HPO)と呼ばれる計画整備を実施しなければならない。その際、技術指令書(TO)と呼ばれるマニュアルを使用し、定められた手順に従い、担当する系統に故障がないか確実に点検・確認する。「TOには、点検手順や数値が記載されており、各計器類が規定値を満たしているか点検します。また、故障発生時の点検、故障探求や部品交換の手順等も記載されており、我々整備員のバイブルです。航空機にたずさわる整備員は、このTOに基づいて航空機を整備し、飛行安全を確保しています。」と凛とした表情で語る安達3曹の言葉から、整備員としての強い責任感が伝わってきた。

通称アンスケと呼ばれる計画外整備もある。U−125は、飛行後、航空機整備員(APG)により機体に異状がなかったか確認される。そこで計器系統に問題があった際は、速やかに安達3曹らが工具を手に航空機へと駆けつけ、状況を確認する。U−125には操縦士、副操縦士のほかに、機上整備員が乗り組んでおり飛行中に計器のモニターをしているため、その機上整備員の証言や操縦士からの報告により、航空機の修復にあたる。TOを確認し修復計画を立て、他特技の整備員(計器整備員以外にも、たくさんの特技が存在する。)と連携し、作業を進めていく。状況を再現しなくてはならない場合は、機体を格納して電源を入れ、故障が再現したなら、計器の動きや事象を確認するなどし、都度、乗組員との口頭による確認と、故障記録への記入をしながら修復を進める。航空機の早期可動を確保するためには、迅速な対応が必要だ。

 

「自分が担当する計器系統が直らなければ、航空機を飛ばすことはできない。だからこそ責任は重いですが、やりがいも感じます。」

乗組員との口頭による確認と、故障記録への記入をしながら修復を進める

工具を手に機体に向かう安達3曹

航空機の故障は、時々によって異なり、就役から20年を超える機体の変化とともに、今までは故障が出にくかった計器類に新たな不具合が出る場合もある。不具合の状況によっては、TOに記載のない事項や、TOだけで判断できない時もある。その場合、U−125の定期検査(PE)を実施している小牧基地の航空救難団整備群や、ライセンスメーカーである富士重工へ技術的な問い合わせを行い、入手した整備資料を参考として確実な整備を実施する。

「航空機は壊れないのが一番。しかし、使っている限り不具合が起こるのは、仕方がないことです。私が担当する計器系統が直らなければ、航空機を飛ばすことはできません。だからこそ、責任は重いですが、やりがいも感じます。」

1  |  2  |  3
 

保用部品の計器類を管理するのも大切な業務

航空機の速度を感知する部分。これが狂うと搭乗員はどのくらいのスピードで飛行しているかを知ることができなくなる。その要となる部分を整備するのも安達3曹の業務

page top
Copyright 2004 IRUMA AIR BASE / Japan Air Self-Defence Force / All right reserved