クローズアップ隊員 (20.10.24)

飛行隊
 2等空曹 栗本 龍彦

 派遣輸空隊では、複数回の派遣となる隊員も多くいます。飛行隊の空中輸送(戦術輸送)員、通称「ロードマスター」である栗本2曹は、今期の派遣が4回目となります。

Q:4回目の派遣で、何か変わったと感じることはありますか?

A:クウェートに来るたび、道路が整備されていたり、新しい施設が建っていたりと環境は少しずつ変わっていますが、自分自身の仕事に対する考え方は、変えないようにしています。何回派遣されても、部隊の使命も自分の仕事も変わるものではありませんから。
Q:ロードマスターの道を選んだきっかけは何ですか?

A:私はもともと航空機の計器整備に携わる職種に就いていました。計器の整備員であっても移動訓練等で国外で勤務する機会はありますから、国外勤務を希望してロードマスターになったというわけではありません。私の場合、同じ部隊にいた、あるロードマスターを見て心を打たれたのがきっかけでした。実際に航空機に搭乗して働く姿はかっこよかったですね。

Q:
今までに国外で勤務した経験はありますか?

A:日米共同訓練や対米支援空輸の他、アフガニスタン難民救援、東チモールPKO部隊空輸に係る国際協力業務、イラン地震による被災民救援のための国際緊急援助活動に従事しました。
Q:帰国までの抱負をお願いします。

A:安全かつ確実な任務の遂行…それは私達の任務の基本ですが、一人一人がそう考えることが航空機の運航にそのまま繋がっていると思います。自分に与えられた仕事をしっかりやっていきたいですね。
Q:国外での勤務で得られることは何ですか?

A:
国内でも共同訓練等は行いますが、やはり訓練と実任務とでは少し違うものがあります。米軍等のそばで仕事をしていると、仕事のやり方をそのまま見ることができるので、ちょっとしたことから学ぶことも少なくありません。